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量子コンピューター関連の高成長2銘柄!生成AIにも本格活用へ、米エヌビディアも量子コンピューティングに注力

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 03/28 21:25
次世代の高速計算機「量子コンピューター」の開発に国内企業が本腰を入れている。量子コンピューターで商用化されているのはまだ一握りに過ぎないが、大量の情報を高速で処理することができるとしてAI(人工知能)の機械学習創薬や素材開発金融暗号といった分野での活用が強く期待されている。米半導体大手 $エヌビディア(NVDA.US)$生成AI開発を支えるための量子コンピューティング領域に注力している。
世界的に開発競争が本格化
海外では米グーグルや $IBM(インターナショナル ビジネス マシーンズ)(IBM.US)$、カナダのD-Wave Systemsのほか、 $ソフトバンクグループ(9984.JP)$も出資する米 $IonQ Inc(IONQ.US)$といった商用化が軌道に乗っている企業が目立つ。今年2月にはエヌビディアが量子コンピューターのシミュレーションができるスパコンEosを発表した。国内では、23年3月に理化学研究所や $富士通(6702.JP)$ $日本電信電話(9432.JP)$などによる国産初の量子コンピューターが稼働。24年度中には、量子コンピューター商用化に向けた新会社が自然科学研究機構・分子科学研究所、富士通、 $日立製作所(6501.JP)$ $日本電気(6701.JP)$ $浜松ホトニクス(6965.JP)$などによって設立される予定だ。
量子コンピューター関連の国内高成長銘柄は?
【スクリーニング条件】
・量子コンピューター関連企業で時価総額が100億円以上
・ROE(株主資本利益率)が10%以上
・EPS(1株当たり純利益)の年間成長率が10%以上
・売上高年間成長率が10%以上
プライム市場上場。プログラム高速化技術に強みがあるソフトウェア会社。AIコードレビュー技術、量子技術関連事業を拡大中。カナダの量子コンピューター開発企業D-Wave Systemsと協業している。D-Waveをはじめ、IBM、エヌビディアなどの様々なハードウェアに対応した量子コンピューティングクラウドサービスを提供
連続で最高純利益を更新中で、24年9月期の売上高予想は前期比13.7%増の80億円、純利益予想は7.1%増の15億5000万円。前期ROEは28.8%と高く、EPS(1株当たり純利益)年成長率は34.2%、売上高年成長率は11.5%。PERは50.3倍。アナリストカバレッジは少なく、2月末に国内証券が目標株価2400円で「アウトパフォーム」とレーティングしている。
▲フィックスターズの25年までのEPS予想推移(ブルームバーグ)
▲フィックスターズの25年までのEPS予想推移(ブルームバーグ)
▲フィックスターズの年初からの株価推移
▲フィックスターズの年初からの株価推移
プライム市場上場のIT企業。カード決済システム首位。大日本印刷傘下。量子ソフトウェア開発およびシミュレーションを行うことができる大容量メモリを搭載した量子シミュレーター「Atos QLM」を提供。世界各国の公共部門、医薬、製造業、エネルギー、金融などで採用されている。具体的な活用例として、金融セクターでは、トレーディング戦略やポートフォリオの最適化、市場予測を挙げている。
連続最高純利益を更新中で、24年6月期売上高予想は前期比12.2%増の150億円、純利益予想は36.5%増の15億9000億円。ROEは13.8%、EPS年間成長率は10.4%、売上年間成長率は16.4%。PERは25.6倍。カバレッジは国内証券が2月初旬に目標株価1200円で「買い」のレーティングを出しているのみ。
▲インテリジェント ウェイブの26年までのEPS予想推移(ブルームバーグ)
▲インテリジェント ウェイブの26年までのEPS予想推移(ブルームバーグ)
▲インテリジェント ウェイブの年初からの株価推移
▲インテリジェント ウェイブの年初からの株価推移
ほかの注目銘柄は
グロース市場上場の $HPCシステムズ(6597.JP)$は、EPS成長率などが条件に満たなかったが、売上高の年間成長率は47%と際立って高かった。高性能計算機やソフトウェアプログラムのほか、量子アルゴリズムを用いて量子化学計算を行うクラウドサービス「Qamuy」を提供する。エヌビディアのエリートパートナー企業でもあり、独自のAI大規模言語モデル(LLM)を開発する $サイバーエージェント(4751.JP)$にエヌビディア製品を納入するなどしている。
また、時価総額が100億円に達していないが、その他の条件を満たしたのは同じくグロース上場の $Fusic(5256.JP)$(フュージック)だ。23年3月に上場したITサービス会社で、クラウド型のウェブシステムやAIシステム開発などを手掛ける。フィックスターズとパートナー契約を締結しており、EPSの年間成長率は118.4%増と高い。24年6月期の売上高予想は前期比18.6%増の18億円、純利益予想は29.4%増の1億3000万円。
量子センシングなどのテーマも
量子技術関連では、量子コンピューターのほか、量子暗号化量子インターネット量子マテリアル量子センシングといったテーマも関心が高まっている。23年末には、量子技術の実用化に最も近い分野とされる光量子センシングの社会実装を目指す京都大のコンソーシアム「KU-PhotoniQS」が設立された。コア会員は $島津製作所(7701.JP)$。一般会員に $東京エレクトロン(8035.JP)$ $SCREENホールディングス(7735.JP)$ $リコー(7752.JP)$ $堀場製作所(6856.JP)$が並ぶ。「量子ドットレーザ」の量産技術を世界で唯一持つ $QDレーザ(6613.JP)$や、量子・光関連のハイテク機器メーカーの $オキサイド(6521.JP)$はいずれも赤字だが、半導体関連のニッチ企業としても注目度が高い。
量子コンピューター、量子関連とされる銘柄
注)赤字はマイナス値
注)赤字はマイナス値
量子コンピューター関連の高成長2銘柄!生成AIにも本格活用へ、米エヌビディアも量子コンピューティングに注力
―moomooニュースKathy
出所:各社IR資料、Bloomberg、四季報、理化学研究所、日本経済新聞、moomoo
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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