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好業績・割安の米国株5選!あの半導体株も!「隠れAI」やPBR1倍割れ銘柄も、買い安心感・株高に期待感

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 10/25 03:59
S&P500指数の3割の企業が決算発表を終えた。うち業績が予想を上振れした企業の比率は8割と高いが、バリュエーションが高くなっている銘柄も増えている。一方、業績好調ながら割安感が残っている銘柄もある。なかには業績回復期待の半導体株「隠れAI株」およびPBR1倍割れの銘柄もあり、中長期にバリュエーションの修正や切り上がりが期待できそうだ。
今回は決算発表済企業の中から、「好業績・割安の米国株5選」をピックアップした。
$ラム・リサーチ (LRCX.US)$
AI向け投資ブームを背景に中長期のシェア・業績拡大に期待
半導体製造装置メーカー。エッチング装置で世界トップシェア、業界最大の3D NAND装置設置ベースを持つ。AI技術に不可欠な先進パッケージングにおいては早い段階で技術的リーダーシップを確立した。
足元の予想PER(株価収益率)は20.3倍で過去5年平均の21.8倍を下回る(半導体株の多くは過去平均を上回っている)。(注:10月25日現在、Bloombergより、PERは12カ月先、下記同様)
7-9月期は調整後EPS(1株当たり利益)が0.86ドルで、市場予想の0.81ドルを上回った。10-12月期の調整後EPS見通しは0.77ドル~0.97ドルで、中央値で市場予想の0.84ドルを上回る。
主要顧客の決算は、サムスン電子はさえなかったが、 $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$ やSKハイニックスはAI半導体に対する堅調な需要を背景に、業績が好調。両社とも設備投資拡大の意向を示しており、ラムリサーチにとってプラス材料と言えよう。
10月22日の決算説明会で経営陣は、2025年も引き続き勢いが増し、業界全体の成長を上回る業績を達成できると示した。中国以外で最先端のファウンドリとロジックが引き続き好調で、DRAMは(AI半導体メモリーの)DDR5と高帯域幅メモリが引き続き堅調になる見通しだと示した。
中国需要や中国に対する輸出規制の強化には警戒する必要があるが、AI向け投資ブームの恩恵で中長期的には市場シェアおよび業績の拡大が期待できそうだ。
好業績・割安の米国株5選!あの半導体株も!「隠れAI」やPBR1倍割れ銘柄も、買い安心感・株高に期待感
$ネクステラ・エナジー (NEE.US)$
隠れAI関連株:AIブームで電力需要は転換点に、再生可能エネルギーに対する需要急拡大の恩恵に期待
再生可能エネルギーの発電・販売会社。風力や太陽光および天然ガスのプロジェクトを通じて発電する。複数の商業用原子力発電所も運営する。
足元の予想PERは22.8倍で、過去5年平均の25.7倍を下回る。
7-9月期は調整後EPSが1.03ドルで市場予想の0.97ドルを上回った。再生可能エネルギー部門であるネクステラ・エナジー・リソーシズの純利益は12.2億ドルで、前年同期の2.3億ドルの損失から大きく回復。再生可能エネルギーおよび貯蔵プロジェクトの受注残は3ギガワット増加した。
AIデータセンターの建設ラッシュを背景とした電力需要は増加しており、中でも再生可能エネルギーに対する需要が急拡大している(コストがやすいため)。それによる恩恵で、中長期的にバリュエーションが切り上がる可能性がありそうだ。
会社側はAIデータセンターの建設ラッシュにより、米国の電力需要は2040年に2020年より55%増加すると見込んでいる。同時に再生可能エネルギーに対する需要は、今後7年間に3倍に拡大すると予想している。同社にとって事業機会は大きいとみられる。
好業績・割安の米国株5選!あの半導体株も!「隠れAI」やPBR1倍割れ銘柄も、買い安心感・株高に期待感
好業績・割安の米国株5選!あの半導体株も!「隠れAI」やPBR1倍割れ銘柄も、買い安心感・株高に期待感
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$ネットフリックス (NFLX.US)$
堅調な加入者純増+柔軟な価格で収益性向上、ヒット作に期待
ストリーミング配信大手。インターネット接続端末で各種テレビ番組や映画、アニメ、ドキュメンタリーを提供する。10年以上にわたってオリジナル番組を制作。視聴者数は世界中で6億人を超える。
グロース株だが、足元の予想PERは32.8倍で、過去5年平均の37.9倍を下回る(テック株の多くは過去5年平均を上回っている)。
7-9月期の調整後EPSは5.40ドルで前年同期の3.73ドルから大幅に上昇し、市場予想の5.12ドルを上回った。10-12月期の調整後EPS見通しは4.23ドルで、市場予想の3.90ドルを大きく上回る。
同業他社のストリーミング事業は赤字か、損益均衡を達成できてないが、同社は7-9月期に29億ドルの営業利益を上げ、四半期ベースでは過去最高の利益率を達成した。加入者数の純増数は前四半期より鈍化したが、市場予想より良好だった。
市場の動向に応じて値上げや広告付きプランの導入を実施するなど価格設定の柔軟性が高く、好業績に貢献している。現在、ネットフリックス史上最大のヒット作「イカゲーム」新シーズンを制作中。2025年に配信予定となっている。
好業績・割安の米国株5選!あの半導体株も!「隠れAI」やPBR1倍割れ銘柄も、買い安心感・株高に期待感
$ゼネラルモーターズ (GM.US)$
PBR1倍割れ銘柄:自社株買い、EV事業の黒字化に期待
米自動車最大手。電気自動車(EV)はテスラに次ぎ、米国でシェア2位。
足元のPBR(株価純資産倍率)は0.8倍。予想PERは5.1倍で、過去5年平均の6.7倍を下回る。
7-9月期決算は調整後EPSが2.96ドルで、市場予想の2.45ドルを大きく上回った。2024年度通期の調整後EPS見通しを従来の9.50~10.50ドルから10.00~10.50ドルに引き上げた。会社側は北米での強い需要と価格決定力を理由に挙げた。
EV事業は赤字だが、収益性の向上が続いている。スケールメリットやバッテリーコストの削減が寄与。会社側はEV事業は2025年にEBIT(利払前税引前利益)ベースで20億~40億ドルの黒字を見込んでいる。10月22日の決算説明会で経営陣は、達成可能と自信を示した。
自社株買いによる株主還元も株価を下支えている。会社側は2025年初めまでに株式数を10億株以下に減らすと表明しており、7-9月期も自社株買いを実施した。10億株以下という目標に向けて、10-12月期も自社株買いを実施する見直し。
好業績・割安の米国株5選!あの半導体株も!「隠れAI」やPBR1倍割れ銘柄も、買い安心感・株高に期待感
$ベーカー・ヒューズ (BKR.US)$
EBITDA利益率20%の目標に向けて、順調に進捗
米油田サービス大手。油田サービスや機器、エネルギー技術を提供する。会社側は2040年までに天然ガスの需要は20%増加し、LNG(液化天然ガス)需要は75%増加すると予想しており、中長期的に事業環境は良好という。
足元の予想PERは14.6倍で、過去5年平均の22.7倍を下回る。予想EV/EBITDAは8.0倍で、過去5年平均の8.7倍を下回る。(EV:企業価値、EBITDA:利払い・税引き・償却前利益)
7-9月期の調整後EPSは0.67ドルで、市場予想の0.61ドルを上回った。EBITDAは再び過去最高を記録した。経営陣は「7-9月期の堅調な業績と安定した見通しを背景に、2025年度のEBITDA見通し(中間値)の達成に自信を持っている」と述べた。
利益率の改善が続いている。EBITDA利益率(12カ月)は通期ベースで2020年度の11.4%から2023年度は14.8%に上昇。四半期では直近7-9月期が16.3%となり、前期の15.6%からさらに改善した。今後2四半期はそれぞれ、17.4%、17.6%と予想されており、利益率の改善は続く見通しだ。
好業績・割安の米国株5選!あの半導体株も!「隠れAI」やPBR1倍割れ銘柄も、買い安心感・株高に期待感
24年10月25日作成 マーケットアナリスト Julie
出所:Bloommbergよりmoomoo証券作成
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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