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「うなぎのぼり」の内需株6選!円高に強い高配当株も!ディフェンシブ選好で一段高か

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 2024/09/13 17:10
日経平均株価は8月5日の大暴落から急回復を見せたが、9月2日に戻り高値を付けた後は軟調な展開が続いている。特に円高進行は相場全体の重しとなっている。9月11日に日銀の中川順子審議委員が政策正常化に前向きな姿勢を示したことを受け、円は1ドル=140円台後半まで急伸。13日には一時140円台前半まで上昇し年初来高値を更新した。日米金利差縮小が改めて意識され、「ディフェンシブ」「円高メリット・円高耐性」といった性質がある小売り、運輸、情報通信、医薬品、電気・ガスなどの内需銘柄が注目されている。9月から11月にかけては、日米の金融政策決定会合、自民党総裁選、米大統領選と大きなイベントが続くため、変数の少ないディフェンシブな内需株選好がしばらく続く可能性がある。国内売上高比率が高く(約85%以上)、大幅に上昇している内需銘柄をチェックした。
目下買い殺到中の内需株は西武ホールディングス
$西武ホールディングス (9024.JP)$
西武鉄道とプリンスホテルが中核。不動産も拡大。シンガポールのアクティビストである3Dインベストメントが株式の5%超保有。赤坂プリンスホテル跡地に建てた複合ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」を24年度内にも譲渡する方向で、売却益により今期純利益が上振れする可能性がある。3500億円前後の売却収入を想定している国内大手証券もある。前期ROE(自己資本利益率)は約6%と弱めであり、資本効率性を重視した経営にシフトしようとしている。資産売却と併せて新たな野村不動産とともに長野県軽井沢での新たなリゾート事業開発に取り組む。今期1Qはインバウンド増加が寄与し、ホテル・レジャー事業が好調で進捗率も高い。25年3月期連結営業収益は前期比2.4%増の4890億円、純利益は3.7%減の260億円を見込む。
「うなぎのぼり」の内需株6選!円高に強い高配当株も!ディフェンシブ選好で一段高か
小売りではイオンや神戸物産が押し目をつけながら安定的に上昇
$イオン (8267.JP)$は直近買いが集まり9月6日には上場来高値を付けた。 $MonotaRO (3064.JP)$は営業利益率の改善が評価されている。総合小売りと比べて経営効率が高いとされるディスカウント業態では、 $神戸物産 (3038.JP)$に加え、 $コスモス薬品 (3349.JP)$ $トライアルホールディングス (141A.JP)$といった九州地盤の銘柄の上昇も目立つ。トライアルHDは24年6月期まで24期連続増収を果たしていることやAIを用いた購買データの分析などの「リテールテック」の強さが注目されている。
$イオン (8267.JP)$
総合・食品スーパー中心の小売りグループ。値上げ浸透し、食品中心に堅調。首都圏のスーパー「まいばすけっと」も好調。今期1Qでは、スーパー事業やヘルス&ウェルネス事業が計画を下振れしたが、総合金融とディベロッパー事業が上振れした。25年2月期通期連結営業収益(売上高)は前期比4.7%増の10兆円、純利益は2.9%増の460億円を見込む。カナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールが $セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$に買収を提案したことが明らかになった8月19日以降、イオン株は一段高となった。ブルームバーグは「同業への買収提案をきっかけに割安な株価を見直す動きが強まった」(9月11日)と指摘している。
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◆$神戸物産 (3038.JP)$
輸入食材などを取り扱う「業務スーパー」をフランチャイズ展開。仕入れ値の上昇を値上げで吸収。ただ、9月11日に発表した24年10月期第3四半期純利益が市場予想を下回った。スーパー事業は好調だったが、円高が進んだことで発生した為替予約に関連するデリバティブ評価損49億円を計上したことが嫌気され翌日株価は大幅下落した。しかし、さらに急激な円買いが進んだ13日には同社株価は一転上昇し、年初来高値を更新した。
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大手鉄道では九州旅客鉄道に買い
$九州旅客鉄道 (9142.JP)$
多角化推進中で不動産や外食の比重も大きい。鉄道の旅客増。ホテルも単価上昇し好調。25年4月1日に鉄道の普通運賃を平均約15%引き上げる。消費税増税を除くと29年ぶりの値上げとなる。外資アナリストは、運賃改定による影響について「まだ十分に株価に織り込まれていない」と指摘している。25年3月期連結売上高は前期比4.9%増の4411億円、純利益は9.8%増の422億円を見込む。
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銀行では住信SBIネット銀行や $スルガ銀行 (8358.JP)$が安定上昇
$住信SBIネット銀行 (7163.JP)$
ネット銀行大手。住宅ローンに強み。24年3月期の住宅ローンの新規実行額は1.7兆円で大手行を上回っている。5月には他行に先駆けて住宅ローンの変動型金利や貸出金の基準となる短期プライムレートを0.1%引き上げており、10月からさらに0.15%を引き上げる。貸出金の9割近くを変動金利型の住宅ローンが占めており、短プラ引き上げの恩恵が金融機関の中でも相対的に大きい。25年3月期連結純利益は前期比12.7%増の280億円を見込む。
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高ROEで配当も高いのはSANKYO
$大和ハウス工業 (1925.JP)$マンション建築首位の $長谷工コーポレーション (1808.JP)$、「エポスカード」が柱の $丸井グループ (8252.JP)$も高配当の内需株だ。
$SANKYO (6417.JP)$
パチンコ機製造大手。開発力に定評がある。パチンコ機は減速もパチスロ機が拡大中。今期1Qでパチスロ機販売が上振れ、好感されている。2Qでは新パチスロ機「歌姫絶唱シンフォギア正義の歌」、「かぐや様は告らせたい」を投入。25年3月期連結売上高は前期比9.6%減の1800億円、純利益は21.9%減の420億円を見込む。有利子負債ゼロで好財務。高ROE、高配当。株式の6%超を米ブラックロックが保有。
「うなぎのぼり」の内需株6選!円高に強い高配当株も!ディフェンシブ選好で一段高か
注目内需株の予想配当利回りランキング
上に記述のない関連銘柄: $りそなホールディングス (8308.JP)$ $セコム (9735.JP)$ $東宝 (9602.JP)$ $東急 (9005.JP)$
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※今期予想配当利回りは日経、前期ROEはmoomoデータによる
moomooニュースKei
出所:各社IR資料、ブルームバーグ、四季報、日本経済新聞、moomoo
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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