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日銀 財政ファイナンス懸念で正念場!

本日6日にブルームバーグで出た記事が興味深いです。
日銀正常化、保有国債の圧縮表明で財政ファイナンス回避を-山本元理事
日本銀行元理事の山本謙三氏への取材記事ですが、日銀が大量に保有している国債を圧縮しないと、これは事実上の財政ファイナンスになってしまうと警鐘を鳴らしています。
財政ファイナンスとは、財政赤字の解消のために政府が大量に国債を発行、それを中央銀行がお金を刷って直接引き受けてしまうことを指します。こんなことをすれば通貨の乱発となって最悪のインフレを引き起こすため、財政法で禁止されています。
今の保有水準を平時のものに戻すには、新規買い入れを9年間停止しないといけないほどの量になっていると山本理事は指摘されています。
日銀は大規模国債買い入れは2%物価目標を実現するためと説明してきたが、正常化の際に残高を圧縮できないのであれば「財政ファイナンスということになる」という。政治に財政再建への意志が見えない中、景気が悪化する状況では再び日銀への国債購入圧力が強まると予想。そうした事態を回避するには、残高圧縮の方針を早めに示すことが「量的緩和に手を染めた中央銀行として当たり前のことだ」と述べた。  
金利ゼロで大量の国債を買い付けて、財政ファイナンスに近いことをやってきた日銀。
これがマイナス金利解除や利上げによって一時的な赤字や債務超過と見える状況になるとすれば、それは日銀の施策のツケ。世界からは信任を失い円は売られる⇒円安・・・ と警鐘を鳴らされています。
今の日本の株高や生活水準を支えたのは、アベノミクスや日銀の緩和政策によるものなので片方向からの批判は避けるべきだと思っていますが、いい思いをしてきたツケが回ってくるのも自明の話。
目先、マイナス金利解除や米利下げによってドル円も130円台に戻るのでしょうが、その先の日銀のツケ、日本政府のツケは確実に襲ってくるはずで、やはり10年単位で未来を考えたら円安方向は避けられないだろうなあと思います。
今ゴールドやBTCは異常に高いですが、5年10年スパンで考えたら、日本人こそゴールドとBTCを買え!なのかも知れません。
もちろん無理にゴールドやBTCにいかずとも、米株や海外資産でしっかりと資産を分散しておかないと目先の円高期待で日本円資産のままもう少し待とう・・は悪手になる気がしています。
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