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2016年トランプ政権誕生後のドルの動きは?

バイデン現大統領が討論会で失態を演じ、ほぼトラを意識した市場はトランプトレードに移行。
しかしバイデンが大統領選を辞退、カマラ・ハリス副大統領が台頭してくるとまた状況は一変、投資家はトランプトレードの見直しを早くも迫られています。
2016年トランプ政権誕生後のドルの動きは?
ということで、政局の不透明感が増すと間違いなく金利や為替のボラティリティが上昇します。
短期的にはあまり早まった予想を元にポジションをとっても成功しません。これは過去の大統領選前の夏相場を見ても明らかです。
こういったノイズに振り回されないようにしたいですね。
ってことで、2016年にトランプ大統領が誕生した後のドルの動きをおさらいしてみたいと思います。
既に1期目のトランプ政権を市場は経験していますので、ある程度それに沿った動きをする可能性が高いためです。
トランプ大統領の誕生とドルの初期反応
2016年11月、トランプが米大統領選挙に勝利しました。この結果は多くの人々にとって予想外であり、市場は一時的に大きな混乱に見舞われました。選挙直後にはドルは一時的に下落しています。
市場はトランプの保護主義的な政策に対する懸念から不安定になりました。
経済政策への期待とドルの回復
しかし、その後トランプが減税や規制緩和、インフラ投資の拡大を掲げると、経済成長への期待が高まってドルは急速に回復しました。特に、企業減税によって米国企業の利益が増加し、ドルの需要が高まったためドルは上昇しました。

ここは2期目も市場は期待するところでしょう。​
関税政策とドルの影響
トランプ政権の重要な政策の一つが関税引き上げでした。
特に中国との貿易戦争は今でもしっかりはっきり覚えています。何度「ええかげんにせーよ!」と怒ったことか(笑)。
2018年から2019年にかけて、中国からの輸入品に高い関税を課すことで米国内の産業を保護しようとしたわけです。
この政策により、短期的にはドルが強化されましたが、長期的には市場の不安定性が増しドルのボラティリティも高まりました。
現状民主党政権でも半導体規制で現状の急落の原因の1つですが、トランプ政権になると再度中国とのプロレスが明確になります。ドルだけでなく、株式市場のボラティリティも上がってしまうと思われます。
関税のコストとその影響
関税のコストは主に米国の企業と消費者に転嫁されました。
輸入品の価格が上昇し、それが消費者物価にも影響を与えました。例えば、鋼鉄やアルミニウム製品に対する関税は、これらの製品を使用する企業のコストを増加させ、結果的に一部の産業では価格上昇や雇用への影響が出ました​。
これは長期金利の上昇とドル高を意味します。
一方で、パウエルへの暴言や利下げ強要発言などもあり、短期金利を下げろの圧力が増します。
さらに移民の抑圧も高まり労働人口が減少、賃金の上昇も起こってくるでしょう。
短期金利は下落圧力、長期金利は上昇傾向となって、イールドカーブはスティープ化。
こういう世界が予想されます。これは多くのアナリスト、エコノミストのコンセンサスだと思います。
第二次トランプ政権が発足すると・・・
強いアメリカを目指し、アメリカ・ファーストだけどもドル安誘導もしたい。
貿易面ではニ期目も各国に圧力をかけることが予想され、様々な規制で日々揺さぶられるでしょう。
一期目のドルの動きを知っている市場は、最初はドル高・株高で短期的に歓迎ムードだと思います。しかしその後に出てくる金利高・ドル高の政策と、短期金利ではドル安誘導への矛盾からドルのボラティリティは上昇。乱高下な世界になりそうです。
ただし、その中で米国が成長を続けるならやはり長期的にはドル高推移な気がします。
そして、トランプはニ期目なので必ず4年で退場します。次はありません。まあ年齢的にもさすがに無理でしょうが(笑)

その次も共和党政権が続けば、副大統領候補バンスが次の大統領です。
トランプが推すだけあって、アメリカ・ファーストでかつ中国が大嫌いw さらに4年間も同じような政策が続くようなことになれば、8年間はますますドル高傾向でしょう。
一旦円高に進んだとしても長くはないと思います。
ここからの4年、8年はドル円のボラティリティも上昇、大きな上げ下げを繰り返しながら結局円安の方向だと思います。
となればFXトレードの難易度は上がる気がしますし、日米金利差縮小とキャリー・トレードの巻き戻しによる過度な円高期待でドル円をショートし続けるのは得策ではなさそうです・・
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