ＡＩ出資で話題、「異端児」孫正義氏に学ぶ投資の極意

2024年10月11日午後 7:02 GMT+9(一部抜粋)

対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」を手がける米新興企業オープンＡＩが先週、新たに６６億ドルを資金調達し、企業評価額が１５７０億ドルに達したことがニュースの見出しを飾ったが、もう１つの驚くべき情報が新たな株主のリストに隠されていた。
テック系ベンチャーキャピタルのスライブ・キャピタルや、フィデリティ・マネジメント＆リサーチ、マイクロソフト(MSFT.O), opens new tab、エヌビディア(NVDA.O), opens new tabなどとともに、孫正義氏という異端児が率いるソフトバンクグループ(9984.T), opens new tabが５億ドルを出資していたのだ。
ソフトバンクの出資額については、控えめに言っても意見が分かれるだろう。孫氏は恐らく物議を醸すという点では史上空前のベンチャーキャピタリストであり、起伏にとんだキャリアは、アクティブ投資の根源的な謎である「スキルなど本当にあるのか、それとも全てが運なのか」という難問を解くケーススタディーとなっている。