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米ガラスメーカーが隠れAI株に急浮上!AIサーバー向け光ファイバー好調で株価12%急騰!業績上方修正へ

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 5 時間前
170年の歴史を持つガラスメーカー、 $コーニング(GLW.US)$隠れAI株として急浮上。コーニングは7月8日に、生成AI向けの新しい光接続製品の好調を理由に、4-6月期のコア売上高(暫定値)を上方修正し、株価が12%急騰した。AIブームにおいて $エヌビディア(NVDA.US)$以外への物色が広がるコーニングはユニークなAI銘柄として今後、さらに注目を浴びることとなりそうだ
(コーニングの業績予想上方修正を受け、7月9日の日本市場では「電線御三家」の $フジクラ(5803.JP)$ $古河電気工業(5801.JP)$ $住友電気工業(5802.JP)$が買われた。6月7日付の「AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も」も参照されたい。)
そもそも、コーニングはどんな会社?
コーニングは、発明家・エジソンの電球のガラスケース作りから始まり、170年の歴史を持つ世界最大級のガラス製品メーカー。現在は、光ファイバーやディスプレイを中心に事業を拡大している。身近なコーニング製品として、テレビ画面やスマートフォン用のガラスが挙げられる。たとえば、 $アップル(AAPL.US)$のiPhoneやサムスン電子のギャラクシーはコーニング社の耐久ガラスを使用している。生成AI向けは光ファイバー製品を開発しており、今年から出荷を開始した。今年度(2024年12月期)の売上に計上される見通し。

コーニングにとって、生成AIによる事業チャンスは?
従来より8倍のファイバー、技術力の高い小型ファイバーが必要
コーニングによると、バックエンド・ネットワークGPUラック1つには、H100サーバー(エヌビディア製AI半導体「H100」搭載のサーバー)が2台搭載される傾向がある。それに対応(接続)するためには、同じラックに256本以上のファイバーが必要で、ラックあたりのファイバー数は従来の約8倍に増える。同じスペースにさらに多くのものを収める必要があるため、技術力も問われる。これが、コーニングが世界初のより小型な光ファイバー、桁違いの小型コネクタを発明するきっかけになったという。従来の8倍というファイバー数は、量的にもコーニングにとって大きな事業チャンスをもたらしているという。
業績は1Qを底に回復へ、中長期見通しも良好
短期:1Qを底に回復へ
4月30日の決算説明会で経営陣は、1Q(1-3月期)が今年度で売上が最も低い四半期になり、2Q以降は改善を見込むとした。短期的には、光学とディスプレイが業績改善の最大の原動力になる見通し。光通信では、通信事業者の在庫がより正常なレベルに戻り始めており、顧客が導入率を支えるために購入を再開すると、コーニングの受注残は増加すると予想されている。今、まさにそれが起こっているという。ディスプレイ分野では、パネルメーカーが1Q後半に稼働率を引き上げており、中間期のプロモーションによる小売需要の伸びが見込まれることから、2Qも稼働率の上昇が続くと予想している。
2Qの業績予想を上方修正
7月8日にコーニングは、7月30日に発表される予定の2Q(4-6月期)の業績予想について、上方修正した。具体的には、コア売上高を従来予想の約34億ドルから約36億ドルに、コアEPSは0.42ドル~0.46ドルからレンジの上限、またはそれをわずかに上回る水準に引き上げた。主に生成AI向けの新しい光接続製品の好調な採用が業績を牽引していると説明。
米ガラスメーカーが隠れAI株に急浮上!AIサーバー向け光ファイバー好調で株価12%急騰!業績上方修正へ
中長期:2027年までに年間30億ドルの売上増が見込まれる
中長期の見通しについて経営陣は、今後3年にわたり年間売上高が30億ドル以上増加する見通しだという。光通信業界における自社のリーダー的立場や生成AIがもたらす魅力的な事業機会、新製品プラットフォームの構築(たとえば、高度な自律走行システムを支える自動車用ガラスソリューション)によるものだと説明。生成AI向け製品については光ファイバーやケーブル、コネクタにわたるイノベーションを統合してエンドツーエンドのソリューションを提供する能力は、独自の競争上の優位性であると強調。今後のAIデータセンター構築に向けて重要な顧客獲得を積み重ねているとし、販売獲得率は長期的に維持される見通しだという。
アナリスト評価と目標株価
7月8日に会社側が2Qの業績予想を引き上げ他後、複数のアナリストが目標株価の引き上げた。ただ、すべての担当アナリストがすぐ反応したわけではなく、一部のアナリストは7月30日に予定されている決算発表の内容も確認したいとの思惑もあるようだ。もっとも、エヌビディアのような注目銘柄ではないため、アナリストたちの反応や評価は遅れる可能性も想定される。なお、7月9日時点の平均目標株価に比べると株価にはすでに上昇余地はない。ただし、業績予想の引き上げを反映した強気な目標株価(50ドル)に対比では、16%の上昇余地を示唆している。
米ガラスメーカーが隠れAI株に急浮上!AIサーバー向け光ファイバー好調で株価12%急騰!業績上方修正へ
24年7月9日作成 マーケットアナリスト Amelia
出所:会社資料およびBloombergよりmoomoo証券作成
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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