AI”本命”は半導体より電線4銘柄?!最高値ラッシュ、古河電工は3週間で約2倍!川上・川下7銘柄にも投資チャンス
電線4社の株価が好調に推移している。 $住友電気工業 (5802.JP)$、 $古河電気工業 (5801.JP)$、 $フジクラ (5803.JP)$の“電線御三家”と $SWCC (5805.JP)$の4銘柄は揃って11月に年初来高値を更新。古河電工は約3週間で1.8倍に株価を上げ、他の3社は上場来高値を付けた。
背景には、AIブームで拡大するデータセンターなどの送電ケーブル用途や、EV(電気自動車)のワイヤーハーネス(組み電線)向けの需要の高まりがある。EVの製造にはガソリン車の約4倍の銅が必要とされている。需要の高まりに伴う銅の供給不足懸念から、銅価格が上昇基調となっていることも追い風の一因だ。
株価好調な電線4社への順張りと、相対的に割安な川上・川下の関連銘柄への投資機会をチェックする。
背景には、AIブームで拡大するデータセンターなどの送電ケーブル用途や、EV(電気自動車)のワイヤーハーネス(組み電線)向けの需要の高まりがある。EVの製造にはガソリン車の約4倍の銅が必要とされている。需要の高まりに伴う銅の供給不足懸念から、銅価格が上昇基調となっていることも追い風の一因だ。
株価好調な電線4社への順張りと、相対的に割安な川上・川下の関連銘柄への投資機会をチェックする。
好調な電線4銘柄
電線メーカー4社は揃って株価を上げている。4社とも11月に年初来高値を更新しており、古河電工を除く3社は上場来高値も更新している。古河電工は6日から22日の間に76%上昇した。
株価上昇の要因は、今月発表された2025年3月期中間(4-9月)決算が良好だったことだ。古河電工は2ケタ増収で、前年同期の赤字から黒字に転換した。上方修正した通期の業績見通しは、純利益が前年度比3.4倍になると予想。期末配当予想も前年度並みの60円から90円へと大幅に引き上げている。
他の3社も中間期の営業利益が前年同期比77~133%の大幅増となっており、それぞれ配当予想および通期予想を引き上げた。
他の3社も中間期の営業利益が前年同期比77~133%の大幅増となっており、それぞれ配当予想および通期予想を引き上げた。
川上で注目の4銘柄
良好な業績に裏付けられているとはいえ、足元で急騰した古河電工や、PBRが4.5倍超まで高まったフジクラなどには、警戒感が出てきてもおかしくない。
銅鉱山の権益を持ち、銅の精錬や加工まで手掛ける4社は、PBRが1倍に達しておらず、相対的に割安感がある。
良好な業績に裏付けられているとはいえ、足元で急騰した古河電工や、PBRが4.5倍超まで高まったフジクラなどには、警戒感が出てきてもおかしくない。
そこで、電線製造の川上・川下に位置する関連銘柄を注目するのも一策だろう。
電線製造の川上の事業には、銅鉱山の権益を保有する企業や、銅の地金を製造する銅精錬事業者が該当する。銅鉱山の権益を持ち、銅の精錬や加工まで手掛ける4社は、PBRが1倍に達しておらず、相対的に割安感がある。
$三井金属鉱業 (5706.JP)$の25年3月期中間(4-9月)決算は、営業利益が前年同期の8倍超となった。通期見通しを上方修正するとともに増配予想を公表している。 $三菱マテリアル (5711.JP)$の25年3月期中間(4-9月)決算も営業利益が前年同期比2.3倍と、好調に推移している。
川下で注目の3銘柄
電線精銅の川下事業に位置する電線商社も、業績は良好だ。 $因幡電機産業 (9934.JP)$は25年3月期中間(4-9月)決算が2ケタの増収増益となっている。 $泉州電業 (9824.JP)$と $ダイコー通産 (7673.JP)$もそれぞれ直近の24年10月第3四半期(11-7月)決算、25年5月第1四半期(6-8月)決算で、ともに前年同期比2ケタ増益となっている。
電線精銅の川下事業に位置する電線商社も、業績は良好だ。 $因幡電機産業 (9934.JP)$は25年3月期中間(4-9月)決算が2ケタの増収増益となっている。 $泉州電業 (9824.JP)$と $ダイコー通産 (7673.JP)$もそれぞれ直近の24年10月第3四半期(11-7月)決算、25年5月第1四半期(6-8月)決算で、ともに前年同期比2ケタ増益となっている。
参考:銅鉱山の権益を保有する大手商社
大手商社は銅鉱山の保有権益では銅精錬事業者を凌駕しているが、総合商社だけに銅事業だけで株価を動かすのは限界があるようだ。
大手商社は銅鉱山の保有権益では銅精錬事業者を凌駕しているが、総合商社だけに銅事業だけで株価を動かすのは限界があるようだ。
ただし、今後、銅価格が高騰していけば業績を押し上げる可能性がある。
中でも $三菱商事 (8058.JP)$、保有する銅鉱山権益が銅生産量ベースで国内最大の年間25万トン超を誇る。グループ全体の金属資源投資額の約半分を銅事業に充てており、40%を出資するケジャベコ銅鉱山(ペルー)の生産が本格化すると、約40万トンへと増加するという。ーmoomooニュースMark
出所:各社HP
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