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AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 06/07 04:05
生成AI(人工知能)の進展などに伴い、データセンターの需要が急拡大している。アマゾンウェブサービスなど米クラウド大手4社は日本国内でのデータセンター関連の投資計画を今年に入って相次いで発表、総額は4兆円に上る。直近では、 $KDDI(9433.JP)$ $データセクション(3905.JP)$、米 $スーパー マイクロ コンピューター(SMCI.US)$とともに $シャープ(6753.JP)$の工場跡地(堺市)でアジア最大級のAI処理対応のデータセンター構築を目指すと発表した。 $エヌビディア(NVDA.US)$の最先端GPUを採用するという。
投資加速により、サーバーや通信装置の心臓部となる先端半導体関連は好況となる見通しだ。AI半導体をリードする米エヌビディアのサプライヤーである $アドバンテスト(6857.JP)$ $イビデン(4062.JP)$、サーバー向け検査装置の $日本マイクロニクス(6871.JP)$、データセンター向けパワー半導体を手掛ける $ルネサスエレクトロニクス(6723.JP)$といった銘柄は大きく恩恵を受けそうだ。今回は伸びが自明とされるこうした半導体セクター以外で、株価上昇が見込まれる関連銘柄について確認してみた。
米クラウド大手のデータセンター関連の対日投資計画
AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も
【概要】
複数のアナリストカバレッジがあるデータセンター関連銘柄で、現在株価から平均目標株価までの乖離が大きく今後の上昇余地が期待されるのは、 $インターネットイニシアティブ(3774.JP)$ $日本電信電話(9432.JP)$ $コムシスホールディングス(1721.JP)$
★証券アナリストのカバレッジはないが注目度が高いのは、独立系大手データセンターの $さくらインターネット(3778.JP)$、独立系上位のアイネット、データセンター向け機器が好調の $新晃工業(6458.JP)$。さくらインターネットの7日終値(5130円)は、モーニングスター適正株価(6188.24円)まで20.6%の上昇余地がある。
★データセンター向け光ファイバーケーブルなどの需要拡大思惑から「電線御三家」にはすでに強い買いが入っている。 $フジクラ(5803.JP)$を筆頭に $古河電気工業(5801.JP)$ $住友電気工業(5802.JP)$はいずれもアナリスト平均目標株価を超えて買われている。
★世界トップクラスのデータセンター事業者は、米 $エクイニクス(EQIX.US)$。同社は6月6日、大阪で大手クラウドサービスプロバイダー向けデータセンターを開設したと発表。24年9月には東京都内にAI対応データセンターを開設する予定だ。
上昇が期待される出遅れ3銘柄!
$インターネットイニシアティブ(3774.JP)$
連続最高益更新、反発に期待
インターネット接続サービスの草分け。法人向けシステム構築などが主力。 $日本電信電話(9432.JP)$ $KDDI(9433.JP)$がともに筆頭株主。国内外でデータセンター運営。千葉県にAI向け対応の大電力供給可能なデータセンターを構築している。25年3月期は5期連続の最高益更新見込みだが、市場予想よりは弱い見通しで大きく下落している。ブルームバーグ予想では、営業利益の前期比成長率は今期は10%、来期は18%の見込み。7日終値(2188.5円)から平均目標株価(3361.67円)まで上昇余地は53.6%と乖離が大きい。
23年秋からの株価推移(以下同)
23年秋からの株価推移(以下同)
$日本電信電話(9432.JP)$
データセンター事業の大幅成長目指す
NTTグループ持ち株会社。データセンター世界3位。NTTドコモの通信事業が主力。最高純利益更新中。東電とデータセンターを共同運営も。中期経営戦略では、27年度末までにデータセンター事業に1.5兆円以上の投資を実施し、同事業のEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)を2倍以上に成長させることを目指す。地域通信事業の不振などで、25年3月期純利益予想は前期比14%減と大幅減益予想。弱い見通しが嫌気され、株価は下値模索中。7日終値(150円)から平均目標株価(189円)まで上昇余地は26%
AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も
$コムシスホールディングス(1721.JP)$
データセンターのインフラ工事が絶好調
電気通信工事大手。アクティビストとして知られる英シルチェスター・インターナショナル・インベスターズが同社株を大量保有している。大規模データセンターの建築・空調・電力・非常用電源・セキュリティ設備一式の構築を手掛ける。主な顧客はNTTグループ。25年3月期は、通信はまだ低調だが、データセンターのインフラ工事などが絶好調。データセンター案件に積極化。7日終値(3044円)から平均目標株価(3705円)まで上昇余地は21.7%
AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も
高ROEの大型株で上昇も期待できそうな銘柄は?
$鹿島建設(1812.JP)$
最大手ゼネコンの一角。データセンターも手掛ける。さくらインターネット石狩データセンター3号棟設計、施工。九州の半導体工場計画での受注にも積極的。前期ROEは10.2%。7日終値(2663円)から平均目標株価(3074.29円)まで上昇余地は15.4%
「Telehouse」のブランド名で、国内外の主要都市45拠点以上でデータセンターを展開。6月2日、シャープなどとともにアジア最大規模のAI向けデータセンター構築に向けた協議を始めると発表。前期ROEは12.3%。7日終値(4263円)から平均目標株価(4859.24円)まで上昇余地は14.5%
$ダイキン工業(6367.JP)$
データセンターや工場向け大型空調が好調。23年に米国で300億円強を投じてデータセンター向け大型空調の関連企業2社を買収している。前期ROEは10.7%。7日終値(22470円)から平均目標株価(25713.33円)まで上昇余地は14.4%
話題の銘柄!
$ニデック(6594.JP)$
サーバー用水冷装置が好材料に
4月15日、データセンターのサーバーに組み込んで、画像処理半導体(GPU)などを冷却する水冷機器を増産すると発表。空冷よりも冷却性能に優れた水冷機器の需要が拡大していることからニデックでは関連製品の市場規模が2023年度に100億円、24年度に800億円以上になると見込む。7日終値(6996円)から平均目標株価(813.56円)まで上昇余地は16.2%
$ソフトバンク(9434.JP)$
北海道に大規模AIデータセンター構築
国産生成AIの基板となる大規模言語モデル(LLM)の開発と同時に、サービスの提供に使うAIデータセンターの整備も進める。650億円を投じて北海道に国内最大級のAIデータセンターを建設する計画。経産省が最大300億円を補助する。7日終値(1946円)は、平均目標株価(1928.41円)とほぼ同じ水準。
$シーイーシー(9692.JP)$
GPUサーバー向けハウジングサービス
独立系システムインテグレーター。主な顧客はトヨタグループ。東京、神奈川、大分県にデータセンターを持つ。AIやデータマイニング向けの消費電力が高いGPUサーバーを安定稼働させるハウジング(ラック・電源などのみ貸出)サービスを提供。7日終値(1791円)からアナリスト1人の目標株価(2300円)まで上昇余地は28.4%と大きい。7日自社株買いを発表。
AIデータセンター投資急加速!出遅れ3銘柄は?米大手は日本に4兆円投入!高ROE、話題銘柄も
(後記:まとめ)
平均目標株価との乖離の大きい3銘柄は、下げ止まりの見当がつかないような状況だが、月足チャートでは何とか上昇基調は維持しており、中長期目線でホールドするには比較的安全に見える。インターネットイニシアティブはROEが高く、日本電信電話はLLM(大規模言語モデル)の独自開発などAI関連への取り組みや光の半導体実現に向けた光電融合技術への投資が力強い。コムシスホールディングスは、アクティビストとの対話に期待したい。
―moomooニュースKathy
出所:ブルームバーグ、日本経済新聞、各社IR資料、moomoo
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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