2024年11月28日 7:44 JST(一部抜粋)
28日の債券相場は上昇が予想されている。米国の長期金利が低下し、円債先物が夜間取引で堅調に推移した流れを引き継ぐ。外国為替市場で一時1ドル=150円台まで円高が進んだことも相場を支える見込みだ。
三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは、海外市場で債券が買われたほか、円高進行もあって高く始まると予想。日本銀行の国債買い入れオペが中期から超長期のコアなゾーンに入ることもあり、堅調に推移するとの見方を示す。
一方、超長期債は27日の40年国債入札が弱めの結果となり、需給悪化が懸念されている。小口氏は「超長期債がさらに発行減額が必要かどうかを示している可能性がある。スティープ(傾斜)化が続くと相場の重しになる」とも指摘した。