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ブラックマンデー再来!2番底ある?ヘッジ手段となり得る米ETF3選

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 08/06 17:18
「ブラックマンデー」再来か。8月5日月曜日、ドル円が1ドル=141円台まで急進し、日本株が急落。日経平均株価の下げ幅はブラックマンデーを超えた下落率は12.4%)。米リセッション懸念が強まっているなか、想定より急速に進んだ円高がリスクオフにつながった。円キャリートレードの巻き戻しに伴う株式の強制売買やリバランスも下げ幅を助長したと指摘されている。5日はアジアや米国の主要株価指数がそろって急落し、世界同時株安となった。
翌6日、ドル円は一転して1ドル=145円台まで売り戻された。米ISM非製造業景況指数が予想以上に改善し、ドル買い・円売りにつなった。それを受け、日経平均株価は6日に10.2%上昇。アジアの主要株価指数や米株価指数先物も反発した。
6日の持ち直しでとりあえず安堵が広がったが、弱気派は慎重姿勢を崩していない。米リセッション懸念をめぐる不透明感が残っているためだ。一方、5日の売りは過剰反応で押し目買いのチャンスを提供してくれたとの見方もある。FRBの金融政策をめぐっては、緊急利下げ観測が出ている。このように弱気派と強気派の拮抗が続いた場合、ボラティリティ(価格の変動率)の高い状態は続くかもしれない。
なお、短期間での急落ぶりはブラックマンデーを彷彿させるとの声も出ている。当時のように一段安となった場合、2番底はいつか、ブラックマンデーの経験から考察してみる。変動相場への対応としてヘッジ手段となり得るETF3選も併せてピックアップする。
ブラックマンデーの経験
ブラックマンデーは1987年10月19日月曜日、米国株式市場で起きた株価の大暴落を指す。下落要因については様々な解釈があるが、当時は香港市場が急落後、米国市場が大幅に調整した。「アジアが先に下落し、米国が下げた」という点では今回と微妙に共通している。ただ当時、米国株の下落率がより激しかった。ブラックマンデー当日、S&P500指数が20.5%下落、ナスダック100指数は15.1%下落し、翌20日に日経平均株価が14.9%下落した。
ブラックマンデー再来!2番底ある?ヘッジ手段となり得る米ETF3選
その後、パニック売りは一旦収まり、主要指数は反発した。ただ、日々の変動率は大きい。急反発後は再度下落し、1987年12月4日に底打ちし、その後本格的に反発した。つまり、ブラックマンデーからおよそ2週間後に、2番底を付けた。主要国の金融当局による政策協調が市場の信頼回復につながった。
ブラックマンデー再来!2番底ある?ヘッジ手段となり得る米ETF3選
今回、S&P500指数やナスダック100指数は日経平均株価ほど下げていないが、個別銘柄では日経平均株価並みかそれ以上に下落したハイテク株も多い。先週末から米リセッション懸念が尾を引いたなか、5日の円高急進はキャリートレードに影響を与えたためだ。
多くのヘッジファンドは円キャリートレードにより米ビッグテックのM7や半導体などハイテク株を運用している。想定より急激な円高進行を受け、日本円を借りて高利回り資産を購入するキャリートレードの巻き戻しがハイテク株の下げ幅を助長したと指摘されている。したがって、円相場や日本株が落ち着きを取り戻すことは、米国株にとっても重要と言えよう。
なお、5日の世界同時株安は、円キャリートレードの巻き戻しもさることながら、根本的には「米リセッション懸念 + FRBの政策ミス懸念」(※)が背景にあると考えられる。したがって、米国景気やFRBの金融政策の動向がより重要となろう。(※8月2日付「AI株乱高下!最大の山場到来か?エヌビディア急落の中、逆行高銘柄は」を参照されたい。)
足元では市場予想を上回る失業率の上昇を受け、FRBによる緊急利下げ観測や「口先介入」観測も浮上している。FRBの対応により、リセッション懸念が後退、あるいはリセッション回避となれば、本格的な回復トレンドを取り戻すこととなろう。
ヘッジ手段となり得る米ETF3選
変動相場への対応としてヘッジ手段となり得るETF3選として、VIX指数に連動する銘柄に加え、リセッション懸念がくすぶる相場環境下で逃避資金が集まりやすい生活必需品や公益セクターのETFをピックアップした。
恐怖指数と呼ばれている「VIX」指数に連動する。「VIX」指数はボラティリティー・インデックスの略で、名の通り、相場のボラティリティが高まる時に上昇する傾向がある。そのため、VIXに連動するVXXはヘッジ手段として利用される場合が多い。注意点は、VIX指数の変動率が大きい点と急反転の場合もあることだ。あくまでも短期のヘッジ手段としてリスクをコントロールし、VIX指数や相場全体の動向に留意する必要があろう。
 (なお、「ブラックスワン・ヘッジング」と呼ばれるアクティブ運用型の $Cambria Tail Risk Etf (TAIL.US)$ をヘッジ手段として利用するトレーダーもいる。)
ブラックマンデー再来!2番底ある?ヘッジ手段となり得る米ETF3選
iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF は、生活必需品セクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指す。
ブラックマンデー再来!2番底ある?ヘッジ手段となり得る米ETF3選
iシェアーズ グローバル公益事業 ETFは、公益事業セクターのグローバル株式で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指す。
ブラックマンデー再来!2番底ある?ヘッジ手段となり得る米ETF3選
24年8月6日 マーケットアナリスト Amelia
出所:Bloombergおよび各種資料によりmoomoo証券作成
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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コメント
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  • 聖地 : 騒ぎすぎでした。

  • 181301798 : 景気後退、景気後退、言うから、全員がパニックになって冷静な判断が出来ひん、
    確かに景気後退に備えるのは大切やで、
    まだこれからアメリカの指標も見ていかな、この前の雇用統計と、失業保険の申請件数で、おかしくなってるから、日本銀行の上田さんも、利上げ、するだけでも少しサプライズやったのに、追加利上げも今後する可能性はある見たいなアホな事言うから、
    本間に何も考えてない!
    想像力が全くない!
    数字とにらめっこ、ばかりしてるから
    急に円高ドル安
    で日本市場もパニック起こすし、普段の生活何か
    この1週間で何も変わったわけでもないのに
    情けない
    FRBが追加利上げ利上げ、って言っていた現状と比べると、据え置きになり、利下げがもう近づいいる状況で、経済がソフトランディング出来るかも知れへんやん、出来ひんなんてなにもまだ決まってへんやん
    マイナス思考な考えが
    不の連載を呼んでるようにしか思わない‼️