【後記:まとめ】
収益に占める国内純金利収入の割合が高く、国内長期金利上昇による恩恵を受けやすいのは地銀とみられており、特にメガバンク的な規模感を持ちながらも国内に強いりそなホールディングスに人気が集まりやすいようだ。一方、半導体関連企業の熊本進出による資金需要が見込まれる九州フィナンシャルグループは証券アナリストらの目線が高いが、今のところ株価は買われすぎではない水準と言えそうだ。5月下旬に総還元性向50%とする方針を発表し、一段高となっている北海道地盤の北洋銀行は、31日も買われた。次世代半導体の量産を目指すラピダスの千歳市進出による資金需要を期待する向きも強そうだ。楽天銀行などネット銀行も伸びしろも注視したい。