6月のプライム市場の売買代金は3兆円台に留まる日が多い一方、目立った売り物はでず日経平均は38500円を中心とした横ばい相場が続いている。既に「夏枯れ相場」入りと見ておいた方が良さそうだ。プライム市場の大型銘柄が動きにくいとなれば、目線はスタンダード市場やグロース市場に向かおう。先週は、JPX総研が19日に公表したTOPIXの新たな改革案を巡って、スタンダード市場やグロース市場の時価総額が大きい銘柄などに新規組み入れ期待の思惑買いが向かった。改革案によると、スタンダード市場とグロース市場から合計50銘柄ほどが入る予定のため、両市場の時価総額が大きい主力株などはしばらく底堅い動きが期待できよう。とりわけ、グロース市場指数コア20銘柄などはリバウンド基調が強まっている銘柄が散見されることから注目したいところだ。