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米国相場の懸念点

現在の株式相場の重要ポイントは『インフレ沈静化』です。
インフレが収束されれば金利を下げることが可能で経済は上向き株価は上昇するからです。
インフレとはデフレと同じく粘着性が強く、沈静化をさせることは簡単ではありません。
そういう意味では現在、株価は調整後上向くのか、このまま下落してしまうのか判断が難しい局面と言えます。
世界のGDPランキングを把握することが重要です。
1位:アメリカ合衆国
2位:中国
3位:ドイツ
4位:日本
5位:インド
6位:イギリス
これを見ると人口の多い中国やインドが与える世界経済へのインパクトは大きいと思う反面、人口8000万人以下のドイツ、7000万人以下のイギリスが影響力を持っていることに驚きます。
現在の中国CPIは2022年10月発表2.8%をピークに下落し2024年8月発表-0.8%をつけたあとプラスで推移していますが弱々しく直近7月発表のデータは0.2%です。
次にドイツCPIですが2022年11月発表10.4%から下落2024年4月発表2.2%をつけたあと現在まで下げ渋っています。
インドCPIは新興国らしく乱高下が激しくなっています。直近7月発表のデータは5.00%です。5ヵ月連続下落から小幅に反発して現在に至ります。
イギリスCPIは2022年11月発表11.1%をピークに下落、直近7月発表のデータは2.0%です。
これは何を示しているのかと言うと米国以外に好況に沸いている国が無いです。
インドは経済状況が良いと言えますが発展途上の初期段階で、まだ投資先としてはリスクが高いと言えます。それでも展望は明るいです。
今までは世界経済が減速する中、米経済は好調に推移して株価を上昇させてきました。
イギリスの失業率上昇ドイツ失業率上昇が目立ってきています。
先進国の失業率上昇は米国経済にも影響を与えます。
大型株ほど海外マーケットに依存しているからです。
海外の市況が悪化すると大型株の売上が下がるため米国内でも解雇が増加し失業率上昇のリスクが高くなります。
米GDPの7割は内需です。その内需も海外マーケットで稼いでいる米国人の恩恵を受けています。
海外で稼いで米国内で消費をしています。
失業率上昇は賃金インフレ抑制を加速させるため、インフレ沈静化に寄与する可能性はあります。
米国消費者の購買欲が減退している状態で失業率が加速すると利下げを行っても失業率が下がらなくなる可能性もあります。
このシナリオが現実に起きた場合、株価は暴落します。
基本的に物価高によって消費欲が減退している環境下では
失業率上昇
  
賃金が下がる
  
物価が下がる
  
買い物する人が増える
  
失業率が上昇しにくくなる
  
物価が下がらなくなる
  
消費欲が減退する
(1番上に戻る)
これを何度か繰り返します。
このサイクルを実現するにはドル高でなければなりません。
インフレ沈静化に向かう道のりと景気後退に陥る前と似ていて、どちらも失業率が上昇しやすくなります。
それだけ判断が難しいと言えます。
この影響が金先物に現れています。
米国株が高値にあるにも関わらず金先物は高値でレンジ相場を形成しています。
それだけ景気後退懸念が強い相場だと言えます。
金先物市場が常に正しい訳ではありません。
金先物がレンジを形成している時点で下げる可能性も否めないことを現しています。
ポジションを減らし経済指標の動向を見てから買い向かって行くのが推奨される局面と言えます。
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