外為・金利・株式：大引けの日経平均は3日ぶり反発、エヌビディア決算無難通過で買い戻し

大引けの日経平均は3日ぶり反発、エヌビディア決算無難通過で買い戻し
東京株式市場で日経平均は、前営業日比２５７円６８銭高の３万８２８３円８５銭と３日ぶりに反発して取引を終えた。米国市場の通常取引で米エヌビディアが小幅プラスとなり、決算を無難通過したとの安心感から半導体関連株など幅広く買い戻された。ただ、ショートカバーの範囲を出ず、手掛かりに乏しい中で後場には伸び悩んだ。

午後３時のドル／円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高／円安の１５４円後半で取引されている。市場では、きょう欧州で発表される総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）が下振れればユーロが一段安になるとともに、ドル高が対円に波及する可能性があるとの指摘が聞かれた。
東京市場の序盤はドル売りが先行。緊迫感が強まってきたウクライナ情勢に加え、日銀の１２月利上げの可能性を意識する声が増えていることなどが、円の底堅さにつながったという。

国債先物は反発、長期金利1.08％　押し目買い需要で
　　国債先物中心限月１２月限は、前営業日１１銭高の１４２円７２銭と反発して取引を終えた。新発１０年国債利回り（長期金利）は同１．５ｂｐ低下の１．０８０％。金利上昇局面での押し目買いや日銀の国債買い入れオペが下支えとなり、買いが優勢となった。