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ヘッジファンド流の隠れAI株投資!「エヌビディア+」の「+」銘柄、まだ上昇余地がある銘柄は?

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 05/28 00:29
AIブームは、まだ始まったばかりのようだ。エヌビディアの決算や米ビッグテックの設備投資拡大が物語っている息の長いAIブームとならば、勝者はエヌビディア1社とは限らず、「エヌビディア+」となると予想される。

ヘッジファンドの直近のポートフォリオからは、ヘッジファンドが既に「エヌビディア+」のポジションを構築していることが判明した。「エヌビディア+」の「+」銘柄について、まだ株価の上昇余地がある銘柄を確認してみた
ヘッジファンドに人気なAI関連銘柄:「エヌビディア+」
$ゴールドマン サックス グループ (GS.US)$ の集計・分析によれば、ヘッジファンドは1-3月期に米テック大手7社のマグニフィセント7のうち、 $アルファベット A (GOOGL.US)$ $アマゾン ドット コム (AMZN.US)$ $エヌビディア (NVDA.US)$ $マイクロソフト (MSFT.US)$ $メタ プラットフォームズ A (META.US)$ などのポジションを少し減らした(※)一方、アップルに加え、AI関連のインフラや公益のポジションを増やした(Bloomberg記事)。
(※ただ、エヌビディアを筆頭するとするマグニフィセント7のロング(買い)ポートフォリオの比率はロング全体の13%を占めており、依然として高い。一部の保有株の売却は年初からの株価上昇を受け、ポジション調整を行ったと思われる。)
アップルに加え、AI関連のインフラや公益などヘッジファンドに人気が最も高い企業リストは、下記の通りだ。電力会社の $AES (AES.US)$ や鉱業会社の $フリーポート マクモラン (FCX.US)$ 、工業技術製造会社の $リテルヒューズ (LFUS.US)$、発電所のパフォーマンスを最適化する $ネクストラッカー (NXT.US)$ 、ITサプライチェーンサービス会社の $TD シネックス (SNX.US)$がリスト入りした。これらの銘柄はAIデータセンターと関わっている業務を行っていることで共通していると言える。
ヘッジファンド流の隠れAI株投資!「エヌビディア+」の「+」銘柄、まだ上昇余地がある銘柄は?
上記の銘柄は、株価が好調な銘柄が多く(アップルは4月まで調整したが5月は反発)、ヘッジファンドが先回りしてAI関連銘柄に投資したことが伺える。
なお、ヘッジファンドによる公益セクターへの投資は、過去10年間のどの時点よりも大きかったと、ゴールドマン・サックスは指摘した。上記の銘柄に加え、電力会社の $ビストラ (VST.US)$ $ネクステラ エナジー (NEE.US)$ も、ゴールドマン・サックスの人気銘柄50選(※)に名を連ねたという(※ゴールドマン・サックスはヘッジファンドビジネスに強いため、関連データはヘッジファンド業界の動向を示すと言える)。
電力株が人気なのはAIデータセンターでは大量な電力を消費することが判明しているためだ。複数の電力会社は決算発表で、データセンター向けの電力需要は今後数年間にわたり、拡大する見通しだと示した。
たとえば、ビストラは5月8日の決算発表資料で、データセンターの稼働により電力需要は、2030年までに35ギガワットの追加需要が生じる可能性があると示した。詳細は、5月17日付の「エヌビディアの半導体より足りない「電力」!AIデータセンター建設ラッシュで注目集める電力株は?業績見通しもチェック!」を参照されたい。
ヘッジファンド流の隠れAI株投資!「エヌビディア+」の「+」銘柄、まだ上昇余地がある銘柄は?
「世紀の空売り」のアイズマン氏は、隠れAI株に投資
映画「The Big Short」(世紀の空売り)で描かれたスティーブ・アイズマン氏(※)は、最も明白なAI投資機会としてエヌビディアとAMDおよび広範なデータベースを持つクラウド企業を挙げた。他方、「アップルこそ隠れたAIプレーヤーだと思う」と、先週CNBCの取材に答えた。
(※スティーブ・アイズマン氏は2008年の金融危機以前にサブプライム住宅ローンの崩壊を予見し「世紀の空売り」を行ったことで著名になった。余談だが、「The Big Short」は筆者の最も好きな映画の一つで、金融危機時のウォール街の動きを臨場感をもって体験することができると思う。)
アイズマン氏は、AI主導のアプリが主流になった時、アップルは最大の受益者になるだろうとの見方を示した。同氏がポートフォリオ・マネジメントを務めるニューバーガー・バーマン・グループは、アップル株を保有している。同ファンドが保有している他の「隠れAI関連株」は、電力株の $センターポイント エナジー (CNP.US)$ や特殊工事請負会社の $クアンタ サービシーズ (PWR.US)$ 、建築資材メーカーの $シー アル エイチ (CRH.US)$ などがある。AIデータセンターが米国で建設ラッシュにあることを踏まえると、上記の銘柄はその恩恵を受けることとなろう
ヘッジファンドに人気なAI関連銘柄は、株価も堅調
上記で取り上られたAI関連銘柄は、株価が年初から好調な銘柄が多い一部は株価が既に目標株価(Bloomberg集計)に近づいているか、あるいは超えている銘柄も少なくない。
ヘッジファンド流の隠れAI株投資!「エヌビディア+」の「+」銘柄、まだ上昇余地がある銘柄は?
主な理由は、以下2点と考えられる
1)AIブームの恩恵期待による買いが短期的に行き過ぎている可能性がある。その際は、各社がアナリストたちの予想を上回る業績を出す必要があり、それを受けてアナリストたちは目標株価を上方修正する可能性がある。一方、そうでない場合、行き過ぎた期待を反映した株価はのちに調整するかもしれない。
2)ヘッジファンドの方が先見の目がある。ビッグテックやエヌビディアと違って、一部銘柄はカバーしているアナリストが少ないため、アナリストによるフォローが遅れており、目標株価の修正が追い付いていない可能性がある。
上記で2)が正しい場合、ヘッジファンドがいつ利益確定売りをするのか、またこれからまだどれくらいの上昇余地があるかは予測し難いと言えよう。したがって、安全域を設けるとしたら、目標株価と比較してまだ上昇余地のある銘柄が現時点でより投資対象に相応しいかもしれない
ヘッジファンド流の隠れAI株投資!「エヌビディア+」の「+」銘柄、まだ上昇余地がある銘柄は?
そのうち、今後2会計年度の増収率や調整後EPS(1株当たり利益)の成長率も加味すると、 $エヌビディア (NVDA.US)$ 以外では $アドビ (ADBE.US)$ $シー アル エイチ (CRH.US)$ $マーベル テクノロジー グループ (MRVL.US)$ $アドバンスト マイクロ デバイシズ (AMD.US)$ $アップル (AAPL.US)$などはまだ投資妙味がありそうだ。
24年5月28日作成 マーケット・アナリスト Amelia
出所:Bloombergおよび各種資料よりmoomoo証券作成
ヘッジファンド流の隠れAI株投資!「エヌビディア+」の「+」銘柄、まだ上昇余地がある銘柄は?
免責事項:このコンテンツは、Moomoo Technologies Incが情報交換及び教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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