RTX 5080は、GB203-400-A1チップを搭載し、84個のSMユニットによって構成される10,752基のCUDAコアを実装する。メモリは前モデルと同じ16GBを維持しながら、より高速なGDDR7テクノロジーを採用。メモリ速度は30Gbpsに達し、シリーズ内で最も高速なメモリ仕様となる見込みだ。これにより、メモリ帯域幅は960GB/sに到達し、RTX 4080と比較して34%の向上を実現している。
製造プロセスは、TSMCの4NP(5nmクラス)ノードを採用。Ada Lovelaceで使用された4Nと比較して30%の高密度化を達成している。CUDAコア数は前世代から10%の増加に留まるものの、アーキテクチャの改良と製造プロセスの進化により、大幅な性能向上が見込まれている。