ログアウト
donwloadimg

アプリをダウンロード

ログイン後利用可能
トップに戻る

金利動向が引続き焦点→CPI、FOMC議事録にフォーカス/インフレ・日米首脳会談テーマ株、AI半導体銘柄を選好

avatar
alex_bullcall コラムを発表しました · 04/07 22:09
◇金利動向が引続き焦点→CPI、FOMC議事録にフォーカス◇
先週金曜に発表されたノンファームペイロールはやはり想定通り、市場予想を上回り強い内容だった。失業率も前月の3.9%から3.8%に低下し、米雇用状況の堅調さを物語った。同統計を受け、6月FOMCでの利下げ確率は50%を割り込んで、「金利据え置き」が優勢。市場では、利下げ開始の時期について6月から7月へ後倒しになったが、金曜のマーケットへのインパクトは限定的だった。米ベンチマーク3指数は揃って反発し、とりわけ、ダウは5営業日ぶりにリバウンドした。AI半導体銘柄への買い戻しが市場のサポートとなっていたほか、工業消費財セクターへの資金流入が鮮明にある。
実際、米FCI-G(FRBが米金融環境を測る指標であり、経済成長に対する金融環境インパルス)は昨年の11月より再びマイナス圏に転じており、緩和的な米融資環境が米川上産業(資源など)、製造業の回復につながったとみられる。これが直近のISM製造業指数のサプライスや銅価格などの上昇でも読み取られた。米製造業の回復に伴いPPIの上昇などに繋がりやすく、インフレ環境に再び焦点になることも。資源株のほか、農業機械のディア(DE)、会員制スーパーのコストコ(COST)などインフレ関連銘柄への資金流入が考えられる。今週のマーケットは引き続き金利動向の手掛かりを探っていく展開となり、10日のCPI、FOMC議事録を最もフォーカスするとみており、金曜にスタートするシティやウェルスファーゴなど銀行決算を注目。
◇日米首脳会談などテーマ株に注目◇

今週の戦略としてはまずAI半導体への買い戻し流れに従い、上振れモメンタムを継続しているAI銘柄か、少し調整に入った半導体主要銘柄への押し目買いを挙げたい。AI関連銘柄についてはアルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)が上昇モメンタムを継続する公算が高く、一層上振れの展開もあるが、サービスナウ(NOW)の800ドルの大台突破を期待したい。なお、半導体株については調整に入ったエヌビディア(NVDA)、アーム(ARM)などど真ん中銘柄を施行したいほか、直近上場を果したアステララボ(ALAB)が70ドルにてサポートが見え、現水準での押し目買い妙味が高まっている。

今週にはもう一つ重要なイベントは岸田総理の訪米にある。大統領選挙年もあり、中国を念頭に日米防衛、半導体などにおける協力強化が首脳会談にて主要話題として取り上げられる見込みにある。直接的な恩恵としては、F35などへの追加買い予想でローキッドマーチン(LMT)が物色される可能性が高く、当面上値節目にある500ドルの大台を試す見通し。また、半導体分野については日本での生産強化を言及する可能性もあり、AMAT、KLAなど装置メーカーのほか、ソフトバンク傘下にあるアームのアーキテクチャの重要性が再び注目されると見込む。何より日本政府から約1.2兆円の補助金をゲットすると報じられたタイワンセミ(TSM)株の上振れを予想し、ASEテクノロジー(ASX)の高値更新試しも考えられる。
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
13
1
+0
翻訳
報告
118K 回閲覧
コメント
サインインコメントをする