金利：前場の国債先物は続落、長期金利1％　10年債入札前の調整で

2024年11月7日午前 11:20 GMT+9(一部抜粋)

＜１１：１３＞　前場の国債先物は続落、長期金利1％　10年債入札前の調整で
国債先物中心限月１２月限は、前営業日と２２銭安の１４３円５６銭で午前の取引を終えた。新発１０年国債利回り（長期金利）は１．０％と、８月１日以来３カ月ぶりの高水準を付けた。前日の米金利上昇や１０年債入札に向けた調整圧力がかかり、円債は売られた。
国債先物は朝方から売りが先行。米大統領選挙でトランプ氏が勝利したことを背景に米長期金利が上昇した流れに追随して始まった。　
りそなホールディングスのエコノミスト、佐藤芳郎氏は「米金利は当面下がりにくい」と指摘。議会の上下両院ともに共和党が占めるレッドスイープとなった場合は「財政を拡張し、インフレ的な政策になるとの見方が広がりやすい」とし、円金利も上昇圧力がかかりやすいとみる。