イスラエルとの全面戦争回避をIRGCに働きかけたとされるイランのペゼシュキアン氏

イランの新大統領マスード・ペゼシュキアン氏は、ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏がイスラエルの攻撃でテヘランで殺害されたことを受けて、イスラエルとの全面戦争を回避するため、イスラム革命防衛隊（IRGC）に圧力をかけようとしていると、テレグラフ紙が金曜日に報じた。同紙はペゼシュキアン氏の側近の話として報じた。

「ペゼシュキアン氏は、イスラエルへのいかなる直接攻撃も深刻な結果を招くと懸念している」と情報筋は同メディアに語った。「彼は、イランが前回イスラエルと全面戦争に至らなかったのは幸運だったが、今回はそうではないかもしれないと述べた」と彼らは付け加えた。

同報道によると、IRGCはテルアビブやその他のイスラエルの都市への直接攻撃を推し進めており、大統領はイランの近隣諸国にあるイスラエルの秘密基地を標的にすべきだと主張している。しかし、イスラエルに対するイランの対応のあり方に関する最終決定は、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ氏が下すことになる。