アルツハイマー病薬の長期投与、エーザイとリリーで立場の違い鮮明

2024年7月31日 14:33 JST(一部抜粋)
エーザイのレケンビ、少なくとも３年間の投与で患者がベネフィット
ドナネマブ、アミロイドが最小水準に縮小なら投与中止可能－リリー
アルツハイマー病患者に長期間、治療薬を投与すべきかという基本的な問題について、エーザイと米イーライリリーの見解は大きく異なる。
　　エーザイは30日、米フィラデルフィアで開催中のアルツハイマー病協会国際会議2024で、米バイオジェンと共同開発した「レケンビ（一般名レカネマブ）」について、少なくとも３年間の投与で患者がベネフィットを得られることを示唆するデータを発表した。一方、競合するイーライリリーは自社のドナネマブについて、有毒な脳内タンパク質アミロイドが最小の水準に縮小すれば、それよりも早く投与を中止できると指摘した。