マイクロストラテジーは23日、指数組み入れ基準を全て満たしナスダック100指数に加わった。ドット・コム時代のソフトウエア会社からビットコイン投資を主体とする会社に変貌を遂げた結果、同社の株価は今年480%上昇。時価総額は米上位数社と肩を並べる規模となっている。
セイラー氏が今狙いを定めているのは、S&P500種組み入れだ。ウォール街関係者は容易ではないと見るが、デジタル資産関連の会計ルール変更で利益の基準を来年クリアできる可能性が増し自信を得ている。
セイラー氏は「来年については、公正価値会計の採用で当社のバランスシートに500億ドル(約7兆9000億円)の資産が計上されるため、楽観的だ」と先週ブルームバーグTVでコメント。「公正価値の下では、ビットコインが年間20%上昇すれば、100億ドルの投資収益が見込める。それが、S&P指数組み入れを巡り人々が最終的に求めていることだと思う」と語った。