エヌビディアＣＥＯ､未来のＡＩは「論理立て」が可能-鍵はコスト削減

2024年10月9日 21:07 JST
米エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者（ＣＥＯ）氏は、人工知能（ＡＩ）の未来は「論理立て」が可能なサービスになるだろうとの見方を示した。その上で、まずコンピューティングのコスト低下が必要だとの考えを述べた。
　　フアン氏は英アーム・ホールディングスのレネ・ハースＣＥＯが主催したポッドキャストで、次世代のツールは数多くのステップを経て、自ら結論を導き出すことで、問い合わせに対応できるようになるだろうと語った。将来のソフトウエアには推論能力が備わり、フアン氏が日々使用しているというオープンＡＩの「ChatGPT（チャットＧＰＴ）」など現在のシステムとは一線を画すものになるとみられる。
　　フアン氏は、コストとエネルギーの消費量をこれまでと同じ水準に保ちながら半導体の性能を毎年２、３倍引き上げることで、こうした発展の実現に備えていくと述べた。同氏は「われわれは知能のコストの大幅な削減を導くことができる」と述べた。