NVIDIAがデスクトップCPU市場参入を示唆、MediaTekとの協業でIntel・AMDに挑戦

NVIDIA CEO Jensen Huang氏がCES 2025での新製品発表に続き、デスクトップCPU市場への本格参入を示唆する発言を行った。MediaTekとの協業により、PCプロセッサ市場に新たな競争をもたらす可能性が高まっている。
MediaTekとの協業でデスクトップCPU開発を推進
NVIDIAのCEO Jensen Huang氏は7日、投資家向けプレゼンテーションにおいて、MediaTekとの協業で開発中のデスクトップCPU事業について言及した。この発言は、両社が共同開発したAI対応PCプラットフォーム「Project DIGITS」の発表直後に行われたものである。
Huang氏は「明らかに我々には計画がある」と述べながらも、具体的な詳細については「後日お伝えする」として明言を避けた。ただし、MediaTekとの協業については「彼らは我々に提供することもでき、自身で市場に提供することもできる。これは双方にとって有益な関係だ」と説明している。
Project DIGITSが示す将来像
NVIDIAは既にMediaTekと共同で開発したCPUを搭載する「Project DIGITS」を発表しており、価格は3,000ドルに設定されている。この製品は最新の「Blackwell」AIチップを採用し、Linuxベースのオペレーティングシステムを採用している。
現時点でProject DIGITSは一般消費者向け製品ではなく、AI開発者をターゲットとしているが、HuangはMicrosoftのWindows Subsystem for Linuxを活用することで、Linux環境とWindows環境の架け橋となる可能性にも言及している。
半導体市場に新たな競争をもたらす可能性
情報筋によると、NVIDIAの新しいデスクトップCPUはArmアーキテクチャを採用し、TSMCの3nmプロセスで製造される可能性が指摘されている。これは、現在IntelとAMDが支配的なシェアを持つx86プロセッサ市場に、新たな選択肢をもたらす可能性がある。
特に注目すべきは、QualcommのSnapdragon X Eliteが示したArmベースプロセッサの性能と電力効率の高さである。NVIDIAとMediaTekの参入により、デスクトップCPU市場における競争が一層激化することが予想される。
市場投入時期
複数の情報源によると、NVIDIAの新しいデスクトップCPUは2025年上半期に発表される可能性があり、開発が計画通り進めば2025年末には市場投入される見込みとされている。ただし、これらの時期については公式の確認は得られていない。
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