<11:18> 前場の国債先物は反落、日銀利上げ観測で2年金利16年ぶり高水準
国債先物中心限月12月限は、前営業日比28銭安の142円78銭と大幅反落して午前の取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同2.5ベーシスポイント(bp)上昇の1.075%。日銀の追加利上げ観測を背景に、2年金利は16年ぶりの高水準に上昇した。
きょうの国債先物は、日本経済新聞が行った日銀の植田和男総裁のインタビューの記事が売り材料となり週末の夜間取引で大幅安した流れが波及し、朝から軟調な展開となった。
日経によると、植田総裁は追加利上げの時期について「データがオントラックに推移しているという意味では近づいている」との認識を示し、円債市場では12月会合での利上げ可能性が強く意識されている。