今日動いた株、注目銘柄 - 10月28日（月）

moomooユーザーの皆様～おはようございます！前場の注目銘柄や最新のレーティング情報をお届けします。

前場に注目すべき3つのポイント
●海外勢による売り圧力が強まる

● $日立建機 (6305.JP)$は、2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は1兆3700億円から1兆3500億円、営業利益を1650億円から1510億円に下方修正した。米連邦準備理事会（FRB）の利下げが想定より遅いペースとなったことで、油圧ショベルの需要の回復が後ずれする影響を織り込んだ。

●前場の注目材料: $川崎重工業 (7012.JP)$、パラオの電力安定化、事業モデル確立、島しょ国展開

動いた株、注目銘柄
28日の日本市場では株式が大幅反発。衆院選で自公が過半数割れとなったことを嫌気して、150円近く下げて始まった後、自律反発を狙った買い注文が入っている。円相場は１ドル＝153円台前半まで下落し、約３カ月ぶり安値を更新。債券先物はリスク回避の買い先行後、下げに転じている。
業種別では海運、輸送用機器、医薬品などが強い上昇。下落は石油・石炭と鉱業の2業種のみで、化学が小幅な下落となっている。

$ソニーグループ (6758.JP)$が反発。同社が中東や北アフリカで現地のゲーム会社などへのソフト開発支援を始めた。技術面と金銭面から支援する取り組みで、中国、インドに続く3件目のプロジェクトとなる。現地発のソフトを増やして家庭用ゲーム機「プレイステーション5」を各地域に根付かせる。

$三井物産 (8031.JP)$が10日ぶり反発。同社は25日、外食事業者向け物流事業をグローバル展開している米Ｔｈｅ　ＨＡＶＩ　Ｇｒｏｕｐより、その傘下の日本の事業会社および台湾の事業会社の全持分を取得することに合意したと発表した。

$INPEX (1605.JP)$が続落。28日のブルームバーグ報道によれば、イスラエルは週末にイランに対する報復の空爆を実施したが、同国の石油施設を攻撃するのは避けたとしている。中東情勢の悪化に対する懸念が和らいだことで原油価格が下落した。
関連銘柄 $コスモエネルギーホールディングス (5021.JP)$など

$アドバンテスト (6857.JP)$が大幅反発。SOX指数の上昇などが好感されている。25日に発表された10月の米消費者態度指数が市場予想を上回るなど、引き続き米経済の底堅さが意識されたことで同日の米国市場ではハイテク株が上昇。SOX指数は前日比1％高となっている。
関連銘柄 $東京エレクトロン (8035.JP)$、 $ディスコ (6146.JP)$、 $レーザーテック (6920.JP)$など

$トヨタ自動車 (7203.JP)$が3日ぶり反発。ドル高・円安の進行が材料視されている。先週末の米国市場では、9月米耐久財受注額や10月米ミシガン大学消費者態度指数確報値が予想を上回り、米10年債利回りが4.24％台まで上昇。これを受けて円安が進み、152円台を付けた。その後、国内の衆議院選挙を受けて153円台に一段と円安が進んでいる。円安進行を受け、為替感応度の高い自動車株は買いが優勢となっている。
関連銘柄 $三菱自動車工業 (7211.JP)$、 $日産自動車 (7201.JP)$、 $本田技研工業 (7267.JP)$、 $SUBARU (7270.JP)$など

$信越化学工業 (4063.JP)$が6日続落。同社は25日、25.3期上期（4-9月）の連結営業利益は4057億円（前年同期比6.2％増）だったと発表した。市場コンセンサスは3853億円。
電子材料事業において、伸びの強い市場にシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクスなどの半導体材料を出荷することに注力したことなどにより、増収増益となったことなどが寄与した。

$雨風太陽 (5616.JP)$が急落。衆議院選の投開票において28日未明にすべて議席が確定し、自民、公明両党の議席数が過半数を割れたことが嫌気されている。
選挙では立憲民主党と国民民主党が議席数を伸ばした一方、定数465議席のうち自民党は191議席となった。石破政権の運営が厳しさを増すとの見方から、同氏が注力するとみられる地方創生の関連銘柄とされる同社に売りが出ている。

$野村不動産ホールディングス (3231.JP)$が反発。同社は25日、25.3期上期（4-9月）の連結純利益は425億円（前年同期比29.0％増）だったと発表した。市場コンセンサスは358億円。住宅部門が住宅分譲の計上戸数の増加、平均価格の上昇などにより、増収増益となったことなどが寄与した。

$オリンパス (7733.JP)$が続落。同社は28日8時30分、代表執行役社長兼CEOであるシュテファン・カウフマン氏が、同日に取締役、代表執行役社長兼CEO、執行役および指名委員の地位をいずれも辞任したと発表した。

$中外製薬 (4519.JP)$が買い気配。同社は25日、24.12期通期のCore連結営業利益予想を従来の46.0億円から54.0億円（前期比19.8％増）に上方修正すると発表した。3Q累計（1-9月）のCore連結営業利益は4266億円（前年同期比79.0％増）だった。
併せて、事業環境が大きく変化している状況により、従来41円としていた24.12期の期末配当予想を未定（前期末は40円）にすると発表した。期末配当金は、利益配分の基本方針に従い、当期末後に決定するとしている。

$東京製鐵 (5423.JP)$が売り気配。同社は25日、25.3期通期の営業利益予想を従来の320億から240億円（前期比37.0％減）に下方修正すると発表した。2Qにおいて、海外市況の低迷を受けて輸出数量が減少したことに加えて、台風の影響もあり、製品出荷数量が1Q比で15％減少した。