スーパーマイクロCEO、NvidiaのBlackwellが2025年初頭まで遅れる可能性を示唆

スーパーマイクロコンピュータ（NASDAQ:SMCI）のCEO、チャールズ・リアン氏は昨夜の同社の決算発表で、2025年3月期までNvidia（NASDAQ:NVDA）のBlackwell GPUの大量出荷は見込めないとの見通しを示した。

12月期にBlackwell GPUが数台出荷される可能性はあるが、「本当の出荷は来年の3月期になると思う」と同氏は述べた。

この遅れが、スーパーマイクロが2024年7月に始まった2025年度の売上高を「わずか260億ドルから300億ドル」と予想している理由だとリアン氏は付け加えた。

5月、NvidiaのCEO、ジェンセン・フアン氏は、今年度末までにより多くのBlackwellユニットが出荷されると予想していると述べた。

しかし、Meta Platforms（META）、Google（GOOG）（GOOGL）、Microsoft（MSFT）など、同社の最大手顧客数社は、Blackwellの出荷が遅れる可能性が高いと示唆している。

製造の終盤で異例なほどに設計上の問題が生じたため、同社はチップメーカーの台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー（TSM）と新たなテスト生産をせざるを得なくなった。Nvidiaの顧客は、大規模な出荷を受け取るには2025年の第1四半期まで待たなければならない。

リアン氏は、Super Microには「Blackwell対応の最適化されたシステムとラックスケール設計が多数ある」ため、Blackwellが到着すればすぐに稼働できると示唆した。