1月からスタートした新NISA(少額投資非課税制度)の活用メリットを享受するには、通常の口座で取引するとき以上に、「利益を得られる可能性が高い」投資先を意識することが重要といえる。その理由は主に3つある。
1.株価上昇による利益や配当を得なければ、利益に通常課される約20%相当の非課税メリットが得られない。
2.NISA枠を活用した投資で損失が出ても、それ以外での投資で得た利益と相殺する「損益通算」や、翌年以降に損失分を持ち越して相殺する「繰越控除」ができない。
3.NISA枠には上限があるため、含み損が出ている投資先へ追加投資する、いわゆる「ナンピン買い」をするにも限度がある。