2024年7月、米国国内線と大西洋横断便の予約座席数は6％と7.8％増加

北半球では夏の旅行シーズンのピークが間近に迫っており、米国は前回よりも忙しい夏を迎える準備をしている。国内線ネットワークの予定座席数は6％増、大西洋路線は7.8％増となっている。さらに、米国では7月4日の週末に記録的な旅客数を記録し、1日の旅客数は過去最高の300万人を超えると予想されている。

Ciriumによる米国国内ネットワークのデータによると、国内の主要航空会社は平均して、2023年と比べて今年の7月に6％増のフライトを予定している。分析対象となった13の航空会社のうち、11社が国内線ネットワークで伸びを示しており、ジェットブルー（-9.24％）とハワイアン航空（-1.68％）の2社だけが、2023年7月よりも予定座席数が減少している。

アメリカン航空、デルタ航空、サウスウェスト航空、ユナイテッド航空の4社合計の座席数は73,912,333席となり、2023年7月と比較して4.4%増加した。

米国の国内市場が活況を呈する一方で、もうひとつの重要な市場でも大きな成長が起こっている。今年7月、大西洋を横断するフライトの座席数は、2023年7月のそれよりも7.8％増加する。

この市場ではユナイテッド航空が首位に立ち、デルタ航空が僅差で続き、それぞれ今月70万席以上の座席を確保した。しかし、大西洋横断路線の座席数の伸びに関しては、エールフランス航空（15.2%増）が最も高く、イベリア航空（14.5%増）が僅差で続いた。

大西洋横断回廊の中で、今年7月は米国-英国間のフライト数が最も多く、片道4,670便以上が運航された。これはCovid前の2019年7月の水準より1.5%増、2014年7月の水準より21%以上多い便数であり、過去10年間のこの市場の著しい成長を示している。

大局的な観点から見ると、大西洋横断市場全体において、スカイチームやワンワールド・アライアンスと比較した場合、提供キャパシティにおいてスターアライアンス加盟航空会社の存在感が強いというデータがある。

全米の人々が7月4日を祝い、長い週末を迎える中、ここ数週間、TSAはすべての空港で記録的な旅客数を記録しており、全米の空港は旅行シーズンに向けて準備を進めている。

先週、TSAは、空港の旅客数が2023年からすでに5.4％増加し、史上初めて過去最高の300万人を超える旅客数を処理すると予測していると発表した。このピーク期間中、TSAは2,800万人以上の旅客をスクリーニングすると予想しており、最も混雑する旅行日は7月5日から7月7日の間となる。