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日米の株価は史上最高値の更新モードに!エヌビディアや東京エレクトロンなど市場を牽引するAI・半導体銘柄を押さよう

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ビットバレー投資家 コラムを発表しました · 03/18 03:41
時事問題にあまり関心ない方も、最近、日本と米国の株価が過去最高値を更新したというニュースを目にしたことはありませんか?
いま、日本と米国の株式市場は上昇基調にあり、史上最高値を何度も更新しています。特に2月に入ってからの日本株は、バブル期から超えられなかった日経平均株価の最高値を、34年たってようやく上回ることができました!そして3月には、初の4万円突破も実現しました
最近の日米の株高を牽引しているのは、ズバリ、AI(人工知能)と半導体です。AIは生成AI「ChatGPT」に対する高い注目度が示すように、これからの私たちのビジネスや生活を大きく変えると期待されています。自動運転やロボット、宇宙関連、医療など、AIの活躍する場は無限に広がっているともいえます。
そして、AIの開発に欠かせない半導体のニーズも急増しています。いまや株式相場全体を動かしているようにも見えるAI・半導体セクターの中で、最も勢いのある幾つかの銘柄を押さえておけば、株式市場のトレンドをつかむのにも大いに役立つことでしょう。
▲日米を代表するAI・半導体関連銘柄の2023年および24年の株価騰落率
▲日米を代表するAI・半導体関連銘柄の2023年および24年の株価騰落率
株価絶好調!実はスゴイ日本の半導体銘柄
日本の株式市場には、株価の伸びでは米国の半導体銘柄に負けていない半導体銘柄が複数あります。特に2024年に入ってからの株価上昇率は、株価上昇率で米国の半導体銘柄を上回っている銘柄も少なくありません。
半導体製造に関しては米国や韓国に水をあけられている日本メーカーですが、半導体製造装置や半導体素材などの分野では高いシェアを有している企業もあります。こうした企業は、半導体製造にとって不可欠な存在となっており、市場からも高い評価を受けています。
東京エレクトロン世界中のほぼすべての半導体生産に関わる
日本の半導体製造装置の代表的な存在が、 $東京エレクトロン (8035.JP)$です。同社は、半導体製造装置の国内最大手で、シリコンウエハーのさまざまな加工工程の装置で世界トップのシェアを持っています。ホームページで「世界中の半導体のほぼすべてが、私たちのつくる製造装置を通して生産されています」と記載しているように、世界の多数の半導体メーカーと取引をしています。2024年3月期の業績予想は、売上高が前年度比17%減の1兆8000億円、純利益が同28%減の3400億円です。
SCREENホールディングス野球場に落ちた髪の毛を除去するレベルの技術力
$SCREENホールディングス (7735.JP)$は、シリコンウエハーの工程で大きな部分を占める洗浄に関する装置のトップ企業で、他社を大きく引き離しています。ホームページでは、洗浄装置の精度を、野球場に落ちている髪の毛を見つけて取り除くのと同じレベルと例えています。2024年3月期の業績予想は、売上高が前年度比9%増の5000億円、純利益が同11%増の640億円です。
米国株式市場を牽引するマグニフィセントセブン
とはいえ、やはり米国株のダイナミックな動きも見逃すことはできません。
マグニフィセントセブン(M7)という言葉を聞いたことはありませんか?もともとは西部劇の映画のタイトルですが、株式市場の世界では「壮大なる7銘柄」などと訳されます。2023年以降の米国株式市場を牽引している巨大ハイテク企業7社の総称で、すなわち、「GAFAM」を構成するグーグル親会社の $アルファベット クラスC (GOOG.US)$ $アップル (AAPL.US)$、Facebook運営会社の $メタ・プラットフォームズ (META.US)$ $アマゾン・ドットコム (AMZN.US)$ $マイクロソフト (MSFT.US)$の5社に、半導体製造の $エヌビディア (NVDA.US)$とEV(電気自動車)メーカーの $テスラ (TSLA.US)$を加えた7社です。
7社はいずれもAI・半導体に関連した事業ないし投資開発を行っており、今後の成長性も評価されています。
米国株式市場の指標であるS&P500指数は2023年に24.23%上昇しましたが、このうちM7の貢献度が約6割に上りました。23年に株価を大きく伸ばしたM7は、合計の時価総額が13兆ドル(約1920兆円)超に膨らみ、S&P500を構成する米国の代表的な上場企業500社の時価総額の合計額の3割を占めるまでに至りました。これは、日本の株式市場全体の時価総額の合計(約970兆円)の2倍以上の規模です。
2024年に入ってからもM7は米国の株式市場を牽引していますが、株価にはばらつきがみられており、M7の入れ替えを提案する声も出ています。特にアップルとテスラはそれぞれ、AI対応の遅れ、EV需要が踊り場を迎えていることなどを背景に、株価が低迷しています。 そんな中でも市場の期待を上回る業績を上げ続け、M7をリードする存在となっているのが、エヌビディアです。
エヌビディア「地球上で最も重要な銘柄」
エヌビディアは、AI向け半導体(GPU)需要の高まりから、2024年1月期は売上高が前年度比2.3倍の609億ドル(約9兆円)、純利益が同6.8倍の298億ドル(約4兆4000億円)の好業績を収め、売上規模はインテルを抜いて半導体メーカーの世界トップになりました。
AI向け半導体市場での圧倒的な存在感から、「AI王者」とも言われており、ゴールドマンサックスのアナリストは「地球上で最も重要な銘柄」と評しました。エヌビディアの株価の動きが米国のハイテク企業全体、そして米国株市場全体のトレンドをつくり、さらに翌日の日本の株価全体に影響することも少なくありません。
メタ・プラットフォームズ世界最大のSNS運営会社
エヌビディアに次いで株価が好調なのが、メタです。運営するFacebookやInstagramなどの広告収入が好調に推移し、2023年12月期の業績は売上高が前年同期比16%増の1349億ドル(約20兆円)、純利益が同69%増の391億ドル(約5兆7000億円)となり、同社初の配当も実施しました。SNS上でAIアシスタント「メタAI」を導入しているほか、ChatGPTの対抗サービスに当たる「Llama2」の無償提供を行っていることも注目されています。
個別銘柄の投資はリスクが心配!という人向けのETF
これまで個別の銘柄をご紹介しましたが、「個別の銘柄に投資するリスクを避けたい」、もしくは「個別の銘柄を分析する手間を省きたい」という方には、半導体関連のETF(上場投資信託)に投資するという選択肢もあります。個別の銘柄を購入するよりも少ない金額から投資できるETFもあります。
グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF日本の半導体優良銘柄に5000円以下から投資できる
$グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF (2644.JP)$は、日本の代表的な半導体関連企業で構成するETFで、東証に上場しています。2024年1月時点では、組み入れ上位の $アドバンテスト (6857.JP)$、SCREENホールディングス、 $レーザーテック (6920.JP)$ $ディスコ (6146.JP)$、東京エレクトロンの5銘柄で50%超を占めています。東京エレクトロンの単元株(100株)を購入するには360万円程度が必要ですが、このETFも1口単位で購入でき、現在の価格なら5000円以下から投資できるのも魅力です。
グローバルX 半導体 ETF米国上場の代表的な半導体関連30銘柄の指数に連動
$グローバルX 半導体 ETF (2243.JP)$は、米国の半導体関連の代表的な指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)に連動したETFです。SOX指数は米フィラデルフィア証券取引所が公表している株価指数で、米国に上場する代表的な半導体製造・販売企業30銘柄で構成しています。構成銘柄には、エヌビディアや $インテル (INTC.US)$ $台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング (TSM.US)$(TSMC)など、日本でも知名度の高い企業もあります。このETFは東証に上場しており、価格は円換算されていますので、円での損益計算が分かりやすいのが特徴です。1口単位で購入でき、現在の価格なら2000円以下から投資できます
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出所:各社HP、moomoo
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