前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比254円78銭安の3万9112円80銭と反落した。米国市場での株安を嫌気し、半導体関連株を中心に弱かった。米消費者物価指数(CPI)の発表を日本時間の今晩に控えて模様眺めが強まる中、徐々に水準を切り下げた。
日経平均は9円安と小安く始まった後、小幅プラスに一時転じたものの、短時間で再びマイナスに沈んだ。5日移動平均線をサポートとして下げ渋る場面もあったが、これを割り込むと前場終盤にかけて徐々に下げ幅を拡大した。
米国市場で半導体株安となり、国内の関連株は総じて弱かった。海外時間に進行したドル/円の円安が一服し、輸出株の一角は朝方のプラスからマイナスに転じた。一方、金利が上昇基調となる中、銀行や保険は小じっかりだった。