東京株式市場・外為・金利、大引け＝続落、一時400円超安　米エヌビディア決算受け一部ハイテク株軟調

東京株式市場で日経平均は、前営業日比３２６円１７銭安の３万８０２６円１７銭と、続落して取引を終えた。米半導体大手エヌビディア算発表後の時間外取引で下落したことを受けて一部のハイテク株が売られ、相場の重しとなった。日経平均は一時４００円超下落し、節目の３万８０００円を割り込んだ。

＜１５：２１＞　ドル154円半ばへ下落、日銀総裁発言で円急伸
午後３時過ぎにドルが１５５円前半から、１５４円半ばへ急落した。市場では、日銀の植田和男総裁が、次回の政策決定会合まで１カ月あり、それまでに一段の情報が得られる、などと発言したことが、１２月利上げの可能性をにじませたのではないか、との指摘が出ている。

＜１５：３２＞　国債先物は下落、長期金利4カ月ぶり高水準　日銀総裁発言で早期利上げ観測強まる
　　国債先物中心限月１２月限は、前営業日２８銭安の１４２円６１銭と下落して取引を終えた。新発１０年国債利回り（長期金利）は同３．０ｂｐ上昇の１．０９５％と７月２５日以来の高水準を付けた。植田和男日銀総裁の発言をきっかけに早期利上げ観測が強まり、国債先物は軟調に推移した。現物市場では中期ゾーンを中心に金利上昇圧力が強まった。