BlackwellアーキテクチャベースのRTX 5000シリーズは、TSMCの4NPプロセスで製造される。このプロセスは、前世代のAda Lovelaceで採用された4Nプロセスの改良版という位置づけである。4NPプロセスは、トランジスタ密度において4Nから約30%の向上を実現しているものの、完全な世代交代と呼べるほどの進化ではないとされている。
フラッグシップモデルとなるRTX 5090の心臓部、GB202-300-A1ダイは21,760基のCUDAコアを搭載し、これらは170個のストリーミングマルチプロセッサ(SM)に分配される。メモリ構成は32GBのGDDR7を採用し、512ビットのメモリインターフェースを介して接続される。