最近の雇用系の統計で思うこと。
大統領選挙の年は選挙活動の影響で秋頃に労働需要が発生して、雇用統計が良くなる傾向にあると言われている。それが9月のNFPだったり、先日発表された10月のADPの数値だったと思う(どちらも25万人程度の数値)(理由は分からないけど、NFPとADPでデータの月ズレが起きていると思う)。NFP及びADP共に10月の予想は11万人となっている。今晩発表されるNFPがこの予想を上回るか下回るか分からないが、11万人と言う数字はここ数年間で見てもかなり少ない数値である(直近では7月につけたけど)。
つまり、予想の段階で、雇用がかなり弱い事が予想されている。台風の影響もあるのかな。
自分の予想としては、雇用保険の申請件数は10月の第一週の数値が引くくらい悪かった事(ただしその後の週は割と普通だった)、9月のJOLTSがかなり悪かった事から、今晩発表されるNFPは11万人まで行くのかはよく分からないものの、悪い数字を想定している。しかし、前述した通り、大統領選挙期間中は雇用系の統計が上振れる傾向にあることを考えると、もっと言うと、今年の選挙は接戦である事を考えると、8、9月と同様の上振れ圧力がかかる可能性は高いと思う。
まあ、なんとも予想し難い状況ではありますが、今晩の雇用統計は額面通りに受け取れないと思っている。でも、マーケットはそれに反応するでしょう。難儀です。
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