Kimihiko が投稿しました · 昨日 00:13

WSJ Nick

ひっそりと、ニックが…

経済の矛盾の中でFRBが利下げを準備。
雇用市場は減速しているが、個人消費は堅調で、FRB当局者らを困惑させている。

By Nick Timiraos
Nov. 3, 2024 at 5:30 am ET

FRBは、インフレが2%という目標に向かって進展を続けているため、木曜日の会合で0.25%の金利引き下げを行う見通しだ。

今週の会議では、4年ぶりの利下げ幅を巡って市場が憶測を巡らせた前回の会議のようなサスペンスはないだろう。当局者は、大統領選挙の2日後に会議が開催されるため、注目を浴びることを避けたいと考えている。また、FRBは政治とは無関係であるというDNAを維持しようとしている。

ただし、FRBは複雑な経済の謎に直面している。雇用市場は冷え込みの兆候を見せる一方で、個人消費は驚くほど堅調。この矛盾がどこまで続くのかが、利下げペースに大きく影響する。

もし消費が労働市場を下支えすれば、利下げの余地は少なくなるが、所得の伸びが鈍化し消費が減速すれば、さらなる利下げが避けられなくなるリスクもある。

パウエル議長は、「経済指標が好調でも、労働市場データが景気の実態を示す“リアルタイムの指標”だ」と強調。GDPのデータに惑わされず、雇用市場を注視する姿勢だ。

最近の雇用報告は揺れている。9月には驚きの強さを見せたものの、その後の修正で弱さが露呈し、10月も期待を裏切る結果に。当局者は、変動の激しいデータが月ごとに修正されるという霧の中を進んでいる。

FRB当局者は今週、0.25%の利下げを実施する可能性が高い。その理由の一つは、インフレ率が引き続き低下するという予測に基づいて政策を決定しようとしているためである。エネルギー価格や商品の下落で賃金上昇も鈍化し、労働市場はもはやインフレの懸念要因とは見なされていない。

FRBは経済データに基づいて金利政策を決めるが、データが揺れ動くたびにすぐに反応するのではなく、長期的な視点で冷静に判断するという。データは頻繁に修正されるので、短期的な変動に惑わされずに戦略を持って慎重に対応している。

…ニック砲としてはいかがなものかと🤷