日経平均３日ぶり反発スタート、米株高を引き継ぐ　円買い優勢、10月コアCPIは予想上回る　日銀利上げ期待くすぶる

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比120.81円高の38146.98円、東証株価指数（TOPIX）が6.03ポイント高の2688.84で始まった。

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円買い優勢、10月コアCPI伸び若干鈍化も予想は上回る 日銀利上げ期待くすぶる
きょう発表された日本10月の消費者物価指数コアCPIは前回から伸びが若干鈍化も予想は上回った。コアコアCPIは前回から伸びが加速、予想も上回った。植田日銀総裁がきのうの講演で、12月会合の予測は不可能。会合までに多くのデータや情報が利用可能になるだろうと述べていたこともあり、日本の経済統計1つ1つが注目される。来週は東京都11月の消費者物価指数が発表される。政府の電気ガス料金の補助が10月で終了したことから11月は伸びが再加速し2%台に乗せることが予想されている。

米外為市場サマリー：地政学リスクの高まりなどから一時１５３円９０銭台に軟化
２１日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１５４円５４銭前後と前日に比べて９０銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは１ユーロ＝１６１円８７銭前後と同２円００銭程度のユーロ安・円高だった。ウクライナ軍は「ロシアが大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）でウクライナ領を攻撃した」と発表し、ウクライナとロシアを巡る地政学リスクが高まるなか安全通貨とされる円を選好する動きが強まった。
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【本日の見通し】方向性探る展開

セブン＆アイ－続落 カナダ社会長「敵対的買収は検討せず」＝日経
$セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$が続落。日本経済新聞電子版は22日08時20分、カナダの流通大手アリマンタシォン・クシュタール（ＡＣＴ）のアラン・ブシャール会長が21日、同社への買収提案を巡って「敵対的買収は検討していない」と明らかにしたと報じた。

東京メトロ－3日ぶり反発 同社社長、不動産など非鉄道分野でM&Aを模索と伝わる
$東京地下鉄 (9023.JP)$が3日ぶり反発。ブルームバーグ通信は22日、同社が不動産運営などの非鉄道分野を事業の柱の一つとし、企業の合併・買収（M&A）や資本提携を視野に成長を加速させたい考えだと報じた。

日産、タイ従業員1000人を削減・配置転換＝関係者
$日産自動車 (7201.JP)$は東南アジア最大の生産・輸出拠点であるタイの従業員約１０００人について、２０２５年秋までに人員削減と配置転換を実施する方針を固めた。業績不振を受けて世界で9000人規模の人員削減を行う方針を示しており、タイでのリストラも一環となる。

アドテストが反発、エヌビディアは決算後に強弱観対立も売り物を吸収しプラス圏着地
$アドバンテスト (6857.JP)$が反発。前日は米画像処理半導体大手エヌビディア＜NVDA＞が決算発表を受けた時間外取引で売られたことを受けて、関連銘柄の１番手であるアドテストも利益確定の動きが優勢となっていた。しかし、エヌビディアは前日の米国株市場ではもみい合い圏の推移で結局小幅ながらプラス圏で着地している。これを受け、アドテストも押し目買いが流入しリバウンドに転じている。