米国株の銘柄情報画面 > IPO入札分析(IPO公募期間にのみ表示されます)
IPO入札分析情報を参照すると、IPO初日の競争入札期間中、注文状況から公開価格と出来高を、更にはIPOのパフォーマンス自体推測することができます。
米国株IPOの上場当日は直接取引ではなく、競争入札が行われます。この間、投資家は注文を出すことができますが、取引所で通常売買注文の付け合わせは行われません。従って、「クロス注文」(一番高い買い注文が一番安い売り注文より高い状態)が起こることもあります。このような場合、取引所はIEP(Indicative Equilibrium Price:適正基準値)を計算して、その価格で注文を付け合わせます。
IPOでは最初の取引価格として、下記の条件で基準価格を計算します。
1) 売買が均衡する最大株式数
2) その価格より高い買い注文と、その価格より低い売り注文が全て成立できる価格
3) 同価格の買い手および売り手の注文が全て成立する価格
予想初値(基準価格)で注文が付け合せられる場合の、取引可能株式数を示します。予想初値を上回る注文のみが対象となります。言い換えると、予想初値より高い買い注文と予想初値より低い売り注文の株数が含まれます。
買い注文数量と売り注文数量の差は、IPOの需給を判断するのに役立ちます。
アンバランスな入札状況 | 判断 |
買い注文余剰 | 買い側の意欲が高い |
売り注文余剰 | 売り側の意欲が高い |
買い・売り注文が均等で、余剰がないこと | 売り・買いが均衡している |
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