【決算まとめ】テスラ「サイバートラック」初めて黒字化!AI&FSDの進捗は?好決算受け時間外取引で13%急騰
米電気自動車(EV)大手 $テスラ (TSLA.US)$が現地23日引け後に2024年7‐9月期決算(第3・四半期)を発表した。同社第3四半期の売上高は前年同期比8%近く増加し、依然として予想を下回る数値となったものの、粗利益率は前年同期比195ベーシスポイント上昇の19.8%となった。
テスラは、昨年11月から納車開始の電動ピックアップトラック「サイバートラック(Cybertruck)」が増産で初めて売上総利益率をプラスに転じ、来年前半にはより手頃な価格の自動車など新モデルの生産を開始する計画を改めて表明した。
テスラ、通年の販売台数は前年を若干上回る見込み。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は決算説明会で、概算として、外部のマイナス要因があっても、来年の納車台数が20%~30%増加する可能性があると述べ、「これは最善の予想」とも指摘した。
マスク氏はまた、10月10日に発表されたロボタクシー(無人タクシー)「サイバーキャブ(Cybercab)」についても言及し、「サイバーキャブ」は2026年に生産が開始され、年間200万台の生産を目指すと述べた。
テスラは今回、中国の電気自動車(EV)市場が需要面で米国や欧州を上回り続けていることに言及した。そのほか、日経新聞によると、同社は今回地域別販売台数を開示していないが、調査会社のマークラインズによると7~9月期の中国販売は12%増えた。中国政府は消費活性化に向けて旧型車を新車に買い替える際の補助金を増やしており、需要回復につながったとみられる。
決算ハイライト 粗利益率は19.8%と予想を上回る
決算発表後、テスラ株は時間外取引で一時13%急騰、時価総額800億ドル増加している。
テスラの第3四半期の収益成長率は第2四半期から加速したが、それでもアナリスト予想の9%近くを下回る8%近い成長率だった。
前のコメントでは、販売台数の改善が前年同期比で増益につながると予想されるが、需要を喚起するための支出増加や新型車生産コスト上昇により、テスラの一株当たり利益(EPS)は前年同期比で減少すると予想されている。しかし、今回の決算報告によると、テスラの第3四半期のEPS成長率はマイナスからプラスに転じ、前年同期比で9%以上増加、と予想を上回っている。
同社第3四半期の粗利益率は前年同期比で195ベーシスポイント上昇、とアナリストが予想している110ベーシスポイントの低下を大幅に上回る。
ヴァイバフ・タネジャ最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、車両1台あたりの販売原価が過去最低水準の3万5100ドルまで低下し、粗利益率を押し上げた。今後テスラもコスト削減に注力すると同氏が示した。
決算によると、収益は価格競争に圧迫され、自動車平均販売価格(ASP)を除く、同社第3四半期の利益率が上昇した主な要因は以下の通り。
①納車台数の増加
②エネルギー貯蔵事業も急成長
③サイバートラック(Cybertruck)およびアクチュアリー・スマート・サモン(Actually Smart Summon)などの一部機能に関するFSD(Full Self-Driving(完全自動運転))の売上計上が前年同期比で増加
④規制クレジット収益の増加
②エネルギー貯蔵事業も急成長
③サイバートラック(Cybertruck)およびアクチュアリー・スマート・サモン(Actually Smart Summon)などの一部機能に関するFSD(Full Self-Driving(完全自動運転))の売上計上が前年同期比で増加
④規制クレジット収益の増加
「サイバートラック」初めて黒字化!納車台数は今年若干増加の見込み
テスラによると、サイバートラックの米生産台数は前四半期比で増加し、初めて採算が取れた。一方、Semi工場の準備は進行中、2025年末までに生産を開始する予定。
テスラによると、サイバートラックの米生産台数は前四半期比で増加し、初めて採算が取れた。一方、Semi工場の準備は進行中、2025年末までに生産を開始する予定。
さらにテスラは、より手頃な価格帯のモデルを含む新車計画は2025年前半の生産開始に向けて予定通り進行していると述べた。マスクCEOは決算説明会で、低価格モデルは3万ドル以下で販売されると述べたが、2万5000ドルの「モデル2」を発売する計画は確認しなかった。
テスラは、マクロ経済問題が続いているにもかかわらず、2024年の納車台数は前年比微増になると予想している。この予想は、今年第4四半期の納車台数が、第3四半期に記録した四半期ベースでの最高記録を更新することを意味している。
10月に発表されたテスラ第3四半期の納車台数が前年同期比6.4%増となり、今年に入って初めて前年同期比でプラスとなったが、それでも市場予想を下回った。テスラが通年売上高を昨年並みにするには、第4四半期に51万台以上を販売することを意味し、前年同期比で3万台以上の販売増に相当する。
AIとFSDの進捗はとうなる?
自動運転について、マスク氏は、2025年第2四半期までにFSDが人間の安全運転レベルを超えると考えている。また、来年にはテキサス州とカリフォルニア州で自動運転ライドヘイリング(ライドシェア)サービスが開始される予定。
自動運転について、マスク氏は、2025年第2四半期までにFSDが人間の安全運転レベルを超えると考えている。また、来年にはテキサス州とカリフォルニア州で自動運転ライドヘイリング(ライドシェア)サービスが開始される予定。
テスラは第3四半期の人工知能(AI)トレーニング(学習)の計算量が75%以上増加したことを強調した。第3四半期、新工場「ギガテキサス」に2万9000枚のエヌビディア H100チップから成るクラスターを前倒しで導入し、トレーニングを行った。10月末までには、5万枚のH100チップの生産能力を持つ見込み。
エネルギー貯蔵事業が好調 上海「メガパック」工場は来年第1四半期に稼働開始
エネルギー貯蔵事業は、第3四半期に過去最高の粗利益率30.5%を記録し、上海「メガパック(Megapack)」工場は2025年第1四半期に稼働開始する予定だ。
エネルギー貯蔵事業は、第3四半期に過去最高の粗利益率30.5%を記録し、上海「メガパック(Megapack)」工場は2025年第1四半期に稼働開始する予定だ。
コメントによると、規制クレジットを除く、テスラ第3四半期の利益改善は主に、車両1台あたりの生産コストおよび材料コストの削減によるもので、エネルギー貯蔵事業も現在、より良いパフォーマンスを示し始めているとされている。
テスラは、エネルギー貯蔵事業のエネルギー貯蔵容量が2024年には2023年の2倍以上になると予想している。
決算によると、大型蓄電システムメガパックの生産量は減少しているものの、第3四半期のエネルギー貯蔵事業の粗利率は30.5%に達し、同事業の四半期ベースとしては最高記録となり、前期比で596ベーシスポイントの改善が見られた。また、家庭用蓄電池Powerwallの設置量は2四半期連続で記録を更新している。
出所:テスラIR、Bloomberg、SeekingAlpha、TheFly、日本経済新聞
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ーmoomooニュースZoe
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nosi : テスラ〜ヤッ!