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【FOMCプレビュー】3回連続据え置きへ!FRBが利下げ時期後ずれ示唆か?

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moomooニュース米国株 コラムを発表しました · 2023/12/13 09:32
米連邦準備制度理事会(FRB)は日本時間12月14日午前4時、連邦公開市場委員会(FOMC)で今年最後の政策金利決定を発表する予定。政策決定とともに、FRBは最新の「経済予測概要(SEP)」も発表する。この概要には、政策立案者が予想する将来の金利見通しを示す「ドット・プロット」が含まれる。また、インフレ率、GDP成長率、失業率の予想も発表される予定。
今回のFOMCの焦点は?
FF金利先物に基づくFedWatchによると、市場は98%以上の確率で政策金利を5.25-5.50%に据え置くと予想している。政策金利据え置きがコンセンサスとなっていることから、市場の関心は2024年以降の金融政策(利下げ時期やペースなど)に移っている。
前回、9月時点の見通しでは、政策金利の変動幅を1回当たり0.25%とすると、年内1回追加の利上げを行い、来年は年2回利下げする計算でしたが、今回の見通しでどのような変化があるのかも注目されている。市場では、既に2024年に4~5回程度の利下げを織り込んでおり、米長期金利も4.2%まで低下している。FRBが市場予想ほどの利下げ見通しを示さなかった場合、米長期金利は上昇し、株式市場も下落する可能性がある。
【FOMCプレビュー】3回連続据え置きへ!FRBが利下げ時期後ずれ示唆か?
11月のFOMC以降の経済動向
11月のFOMC以降、米国の経済データは第3四半期の強い流れに比べ、鈍化しているが、全体的には依然として底堅い。米金融当局がインフレ指標として重視する10月の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は前年比で3.5%上昇に伸びが鈍化。11月の非農業部門雇用者数は市場予想の18万人増を上回り、19.9万人増となった。失業率は予想の3.9%を下回り、3.7%に低下した。予想上回る11月米雇用統計は、労働市場の底堅さを示し来年早期の利下げ観測は"時期尚早"であることを示唆しているとともに、パウエルFRB議長が24年の金利見通しについてハト派的な見解を示す可能性はやや低下した。
11月の米消費者物価指数(CPI)はほぼ市場予想通りの内容となり、インフレの鈍化が続いていると受け止められた。エネルギー・食品を除くコア指数も概ね予想通りの内容。ただ、コア指数は予想通りではあったものの前月比の伸びが0.3%と前回から上昇したほか、パウエルFRB議長も気にしているとされる住居費を除くサービスインフレ、いわゆるスーパーコアが計算値で前月比0.4%と前回の0.2%から上昇していた。全体的のインフレは落ち着きつつあるものの、コアインフレの根強さは示されている格好
インフレ鈍化のペースが遅ければ、市場が見込む早期の利下げ転換は困難になる。CMEのFedWatchツールによると、12日時点で3月利下げの確率は46.53%、5月利下げの確率は79.02%近く織り込まれている。
【FOMCプレビュー】3回連続据え置きへ!FRBが利下げ時期後ずれ示唆か?
ドットプロットと経済予測概要(SEP)予想
野村證券はドットプロットが2024年に3回の利下げを示唆すると予想。野村證券のアナリスト、Aichi Amemiya氏によると、2024年の利下げ予想中央値は4.625%に低下し、来年3回の25bp利下げに相当するという。これは、FRBが早ければ2024年上半期にも利下げを検討することを意味する。
野村はまた、12月の経済予測概要(SEP)でインフレ予想が大幅に低下すると予想。9月のSEPでは、2023年のコアPCE予想中央値は3.7%だった。当時は高い水準に見えたが、その後の下振れサプライズで3.4%に押し下げられる可能性が高い。一方、野村はコアインフレが2.4%に低下し、2024年までこの傾向が続くと予想。
【FOMCプレビュー】3回連続据え置きへ!FRBが利下げ時期後ずれ示唆か?
パウエル議長は記者会見でどんなメッセージを伝えるか
パウエル議長は1日の講演で、市場が織り込む利下げへの早期転換を「議論は時期尚早だ」とけん制した。「適切だと判断すればさらに金融政策を引き締める用意がある」と従来通りの発言を繰り返した。「十分に引き締め的なスタンスを達成したと自信をもって結論づけるのは時期尚早だ」とも話し、今後の政策決定はデータ次第で判断するという姿勢を崩さなかった。
しかし、米WSJのFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者は最新の記事で、FRB高官らは今週、利下げ時期について本格的に議論する可能性は低く、経済が予想以上に減速しない限り、今後数カ月は議論しないだろうと書いている。
JPモルガンのチーフエコノミスト、Michael Feroli氏も、パウエル議長が利下げについて発言しないと考えている。「記者会見でパウエル議長は、現在FRB委員会が検討しているのは金利据え置きか引き締めかだけであり、利下げに踏み切る時期に関する話題を避けるようにするだろう」とFeroli氏。
オックスフォード・エコノミクスの主席エコノミスト、Michael Pearce氏は、水曜日の記者会見はややタカ派に傾き、パウエル氏とFRBが米高金利を長期化させる姿勢を示すと見ている。「最新の経済予測と会合後の記者会見では、来年早期の利下げ観測を後退させ、インフレ率がまだ強すぎることを強調するだろう」とPearce氏。
野村證券のアナリストは、パウエルFRB議長の記者会見では選択肢を強調し、利下げの時期やその基準値に関する議論を避けるだろうと予想。
出所:日本経済新聞、Bloomberg、Yahoo Finance、Wall Street Journal、Nomura
この記事は一部に自動翻訳を利用しています
ーmoomooニュースSherry
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