インド株：トップ記事のまとめ

フランスのトタルエナジーズが25％の株式を保有するアダニ・エンタープライズの再生可能エネルギー部品製造部門アダニ・ニュー・インダストリーズが、グジャラート州ムンドラにソーラーガラス、アルミフレーム、バックシートを製造する施設を設立すると、ビジネス・スタンダード紙が報じた。この計画は、太陽電池セルとモジュールの製造ラインをサポートする独自のサプライチェーンの構築を中心に展開される。

これは、再生可能エネルギー事業のための強靭なサプライチェーンを構築するというアダニ・グループの長期戦略の一環である。国産部品の不足は、地元の太陽電池部品メーカーにとって抑止力となってきた。アダニはそれを是正しようとしている。

エコノミック・タイムズ紙が報じたところによると、インド証券取引委員会（Securities and Exchange Board of India）は月曜日に重要な取締役会を開催する予定である。

取締役会のメンバーは、公式議題にはないが、利益相反の告発と、従業員の不満に関する報道発表の撤回から生じる問題について議論する可能性が高い。

インドのバングラデシュ向け電力輸出業者は、電力売買契約においてバングラデシュ電力開発委員会が提供する政府保証を活用する選択肢を模索している、とHindu Businessline紙が報じた。バングラデシュに電力を販売している5つの事業者のうち、アダニ・パワー社は最近いくらかの支払いを受けたが、SEILエナジー・インディア社やPTC社などのサプライヤーはまだ苦境に立たされている。

バングラデシュからの支払いがかさむと、インドの電力供給会社の財務にひずみが生じ、ソブリン保証を発動するしかなくなるかもしれない。

アップルのiPhoneに代表されるスマートフォンは、過去3四半期で非工業用ダイヤモンドを抜き、金額ベースでインド最大の対米輸出品となった、とBusiness Standardが報じた。商務省のデータによると、6月期のスマートフォン輸出額は20億ドルで、14.4億ドルの非工業用ダイヤモンド輸出額を上回った。

ほんの1年前まで、スマートフォンはインドから米国への輸出の第4位に過ぎなかったのだから、これはかなり劇的な変化である。この分野における政府のインセンティブは、むしろうまく機能しているようだ。

中央政府は4月から、電気自動車と公共充電ステーションメーカーに対して、より厳しい現地化基準を導入しようとしている、とMint紙が基準案の草案を引用して報じた。PM e-DRIVEのための新しいプログラムでは、相手先商標製品メーカーに対し、電動三輪車と電動二輪車のカテゴリーにまたがる8つの重要なEVコンポーネントとアセンブリ、および電気バス用の11のコンポーネントのために、小さなサブコンポーネントの多くさえも現地で調達し、組み立てることを要求する。

政府は電気自動車の早期普及を望んでいるが、可能な限り地元に根ざしたものでなければならないという特約がある。また、この新基準では、これまでの奨励金制度を悩ませてきた補助金の虚偽請求を防ぐためのルールも強化される。

政府のPradhan Mantri Jan Dhan Yojanaの下、消費者金融の普及と銀行口座の新規開設に拍車がかかり、内陸部の消費者需要は信用を原動力として増加している、とエコノミック・タイムズ紙は報じている。例えば、インドの農村部におけるクレジットによる二輪車の購入率は62％で、今年度は都市部を上回った。電子機器やスマートフォンにおいても、農村部での購入に占める融資の割合は30～40％と、2年前の約20％から急増している。

インドの伝統的に現金が支配的であった小さな町や農村部では、金融包摂によって金融会社や大規模小売チェーン、eコマース・マーケットプレイスの普及率が高まったため、クレジット主導の消費が増加している。

IBMのGenAI関連ビジネスの帳簿が7月時点で20億ドル以上であるのに対し、アクセンチュアは先週、2023年から24年にかけてのGenAIの帳簿を30億ドルと報告した、とMint紙は報じている。両社に共通する特徴は、コンサルティング事業の力強い成長であり、ソフトウェア・サービス企業にはまだ及ばないペースである。

インドのインフォテック企業はここ数年、ソフトウェア・サービスに対する顧客支出の減少に悩まされている。

魅力的なEMIから確実な買い取り保証まで、高級車メーカー各社はこのお祭りシーズンに顧客を魅了するオファーを多数用意している、とBusiness Standardが報じた。例えば、アウディ・インディアは、サービスプラン、アクセサリー、多数の特典の割引を提供している。メルセデス・ベンツ・インドは、ドリーム・デイズ・キャンペーンが熱狂的な反応を得ていると述べている。

販売台数が減少し、在庫が増加する中、最新の誘致活動が行われている。インドの高級車市場は乗用車市場の2％にも満たないが、利幅は大きい。