大手米銀、利下げという新時代の収益圧力に直面-11日から７~９月決算

2024年10月10日 11:31 JST(一部抜粋)
ＪＰモルガンとウェルズ・ファーゴが決算シーズンの幕を開ける
純金利収入に注目－金利低下の中で「根強い」不安
大手米銀が今週から７－９月（第３四半期）決算を発表する。投資家はほぼ半世紀ぶりに、米連邦準備制度による利下げの銀行業績への影響を注視することになる。
　　ＪＰモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴが、先月の0.5ポイント利下げ後最初の銀行決算シーズンの幕を開ける。注目されるのは、通期の純金利収入の見通しと、2025年の同収入に関するヒントだ。
　　大手米銀は金利上昇の恩恵を受け、昨年は上位４行が過去最高の純金利収入を計上した。しかし、経営陣は数カ月前から、好況が終わりを迎える可能性があると警告している。