今日動いた株、注目銘柄 - 12月3日（火）

moomooユーザーの皆様～おはようございます！前場の注目銘柄や最新のレーティング情報をお届けします。

前場に注目すべき3つのポイント
●ハイテク株主導での底堅い相場展開

● $伊藤園 (2593.JP)$が発表した2025年4月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比4％増の2523億2100万円、営業利益は同15.6％減の143億8900万円だった。記録的猛暑の影響もあり、「お～いお茶」ブランド製品を中心に堅調に推移。飲食関連事業において、タリーズコーヒージャパンも好調に推移した。

● $川崎重工業 (7012.JP)$、車載電池を再資源化、純度99.5％の炭酸リチウム回収

動いた株、注目銘柄
3日の日経平均株価は堅調。前日の米ハイテク株高を追い風に運用リスクを取りやすくなった海外投資家が買い。11時の東証プライムの値上がり銘柄数は1370、値下がりは234、変わらずは37と、値上がり銘柄の割合が80％を超えている。業種別では33業種中31業種が上昇し、下落は空運、電気・ガスの2業種のみ。値上がり率1位は海運で、以下、非鉄金属、卸売、電気機器、精密機器、機械と続いている。

$東京エレクトロン (8035.JP)$が急騰。米国が12月2日、中国半導体関連会社などを含む140社を貿易制限リストに追加したことが手がかり。同日配信されたロイター通信の記事によれば、オランダと日本への適用が除外された。 $レーザーテック (6920.JP)$、 $SCREENホールディングス (7735.JP)$、 $ディスコ (6146.JP)$なども高い。

$ニデック (6594.JP)$の上昇率が一時４％を超えた。同社のサーバー用水冷モジュールは米 $スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI.US)$ 向けに採用されている。スーパー・マイクロ・コンピューターは２日、不正会計問題を受けて設置した特別委員会による調査をもとに、不正行為の証拠は見つからなかったと開示。ニデックへの買い戻しが誘発される格好となったようだ。

$川崎汽船 (9107.JP)$、 $日本郵船 (9101.JP)$、 $商船三井 (9104.JP)$など大手をはじめ海運株が軒並み上昇。業種別騰落では３３業種中で断トツの値上がり率となっている。中国経済の停滞などを背景に、鉄鉱石や石炭などを運ぶばら積み船市況の値動きを表すバルチック海運指数の下落が顕著となるなか、１１月下旬以降調整色が強かったが、ＰＥＲやＰＢＲなどが際立って低水準で水準訂正を見込んだ買いを誘導しているほか、配当利回りの高さに着目したインカムゲイン狙いの買いが優勢となった。

$伊藤園 (2593.JP)$が大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は144億円で前年同期比15.6％減となっているが、8-10月期は72.6億円で同2.9％増と増益に転じている。

$日本エンタープライズ (4829.JP)$が一時Ｓ高で、年初来高値を更新した。同社は２日、 $トヨタ自動車 (7203.JP)$東京本社に交通情報サービス「ＡＴＩＳ」の提供を開始したと発表。これが材料視されているようだ。

$小林製薬 (4967.JP)$が3日ぶり反発。同社は2日、株主のオアシス・ジャパン・ストラテジック・ファンドから臨時株主総会の招集を請求されたと発表した。紅麹事件の発生による信用失墜や、信用回復をめざして全般的な調査および検証が必要であることなどが招集の理由。

$関西電力 (9503.JP)$が大幅安。公募・売出株の受渡期日を迎えており、需給悪化が顕在化する形になっている。

$ヘッドウォータース (4011.JP)$が大幅続伸。2日の取引終了後に車載エッジAIエージェントを第一弾とした自動車業界向け生成AIサービスを強化することを発表し、好材料視されている。強化策の第一弾は、車載エッジAIエージェントのラインナップ強化。