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阪神タイガース優勝で今年の株価は安泰!?優勝年に株価上昇のジンクスや波及効果が後押し

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moomooニュース日本株 コラムを発表しました · 2023/09/15 03:49
$阪急阪神ホールディングス(9042.JP)$傘下のプロ野球チーム「阪神タイガース」が14日、18年ぶりのリーグ優勝を決めた。熱狂的なファンを数多く持つ“ブランド力”を活かして、親会社の阪神阪急HDやスポンサー企業、コラボグッズ提携企業などの株価上昇や経済効果の波及が期待されている。阪神タイガースの優勝年は日経平均株価が上昇するというジンクスも取りざたされており、投資家の“買い”を後押しするイベントとなった。
阪神タイガースの関連企業のマジック再点灯(9月1日)後の株価の推移
阪神タイガースの関連企業のマジック再点灯(9月1日)後の株価の推移
1.関連会社の株価が上昇
阪急阪神HDをはじめ、阪神タイガースの関連会社の多くの株価は、優勝が意識されたことが株価を押し上げた可能性がある。
グループ会社の $エイチ・ツー・オー リテイリング(8242.JP)$傘下の阪神百貨店やオフィシャルスポンサーの $上新電機(8173.JP)$は、15日から優勝セールを始めた。また、 $アサヒグループホールディングス(2502.JP)$傘下のアサヒビールは「阪神タイガース缶」を販売している。株価上昇の背景には、優勝に伴う売り上げ増や宣伝効果によって、関連会社が恩恵を受けるとの思惑もあるとみられる。
阪神タイガースは、10月18日からリーグ2位と3位の勝者と対戦するクライマックスシリーズが始まり、これに勝てば10月28日からの日本シリーズに臨むことになる。1985年以来、38年ぶりの「日本一」になれば、関連会社のさらなる株価上昇も期待できそうだ。
2.コラボグッズ販売などの経済波及効果も期待
阪神タイガースの優勝による経済波及効果は、関連企業にとどまらない。
14日付の日本経済新聞は、阪神タイガースとコラボレーションした商品を販売するための、チームのエンブレムやロゴなどの商標(ライセンス)使用申請が、22年同期に比べて2倍超の約1500件に上っていると報じた。同紙によると、プロ野球1球団あたりの物販収入は12球団平均で約20億~30億円といわれる。阪神タイガースの売上高は公表されていないが、3割をライセンス収入が占めるという。これまで販売されたコラボ商品は、応援グッズやアパレルの他、ビールから小型建機、辞書など多岐にわたる。
ちなみに、関西大学の宮本勝浩名誉教授が4日に公表した試算によると、阪神タイガースの優勝による関西地域の経済効果は約872億円に上るという。
阪神タイガースの優勝年とその翌年および不振年の日経平均株価の騰落率
阪神タイガースの優勝年とその翌年および不振年の日経平均株価の騰落率
3.優勝年と翌年に平均株価が上昇するジンクス
阪神タイガースが優勝した年とその翌年は日経平均株価が上昇するというジンクスが喧伝されている。唯一、日本一になった1985年は、「プラザ合意」をきっかけにバブル景気が始まった年だった。2003年はITバブル崩壊からの立ち直り、2005年は「小泉改革」によって日経平均株価が上昇した。2023年もこれまで28.5%の上昇となっており、このままいけばジンクス通りの結果になりそうだ。
その一方で、阪神タイガースが不振だった年は、日経平均株価が低迷していることが少なくない。リーマンショックが起きた2008年は、7月の段階で2位に最大13ゲーム差をつけて独走していたものの、その後の失速で2位に終わり、「歴史的V逸」と呼ばれている。17年ぶりの最下位に沈んだ2018年も、日経平均株価はマイナスとなっている。
関連銘柄: $美津濃(8022.JP)$ $ローソン(2651.JP)$ $KDDI(9433.JP)$
出所:日本経済新聞、関西大学プレスリリース、moomoo
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