米株「マグ7」が転落、反転攻勢に出るバリュー株7選！

$S&P 500 Index (.SPX.US)$の17日の終値は前日比1.39％安。4月末以来、約2か月半ぶりの大幅な下落となった。下落を主導したのは $エヌビディア (NVDA.US)$などの半導体株や、決算発表を控えた大手ハイテク株だった。

今年に入ってから、米国株式市場の上昇を牽引してきたのが「マグニフィセント7」だ。 $アップル (AAPL.US)$、 $マイクロソフト (MSFT.US)$、 $アルファベット A (GOOGL.US)$、 $アマゾン ドット コム (AMZN.US)$、 $エヌビディア (NVDA.US)$、 $テスラ (TSLA.US)$、 $メタ プラットフォームズ A (META.US)$の超大型7銘柄は投資家の注目の的となっている。

ハイテク株の上昇が停滞し、一部の投資家はハイテク株からバリュー株へと資金をシフトし始めており、 $iShares S&P 500 Value ETF (IVE.US)$と $Ishares Russell 1000 Value Etf (IWD.US)$は、今年の大半を横ばいで推移した後、先週1週間でともに約3％上昇した。

その中で、過去5取引日で上昇を遂げたバリュー株上位7銘柄が以下のようになる。

$ユナイテッドヘルス グループ (UNH.US)$が5日間で一番多くの14.44％の上昇を見せた。 $キャタピラー (CAT.US)$と $ホーム デポ (HD.US)$がそれぞれ8.93％、8.05％上昇し、 $ダウ (DOW.US)$、 $トラベラーズ カンパニーズ (TRV.US)$、 $IBM(インターナショナル ビジネス マシーンズ) (IBM.US)$、 $ゴールドマン サックス グループ (GS.US)$も4％以上上昇した。

バフェット氏率いる $バークシャー・ハサウェイ (BRK.A.US)$もバリュー株の代表として、史上最高値を更新し、年間を通じて20％以上の利益を蓄積している。

今回、バイデン政権の半導体輸出規制をめぐる報道や、大統領選挙に向けて勢いづくトランプ氏のインタビューが半導体産業の混乱を連想させたことが要因となった。トランプ氏の台湾防衛に対する姿勢は明確ではなく、今後も発言が繰り返される可能性がある。世界の株式市場を牽引してきた半導体株の見通しが悪くなるおそれが浮上している。

これに対し、Blue Chip Daily Trend Reportのチーフ・テクノロジー・ストラテジスト、ラリー・テンタレリ氏は、この前ヴァンエック・セミコンダクターETFが1ヶ月で13％上昇したことは、AIブームが行き過ぎた可能性を示唆していると述べた。「短期的には、ハイテク株と半導体株は一旦下落し、他のセクターは健全なローテーションに入るだろう。それで強気相場は続くだろう」と指摘した。

出所：Bloomberg、moomoo、IGアカデミー
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