トランプ氏、石油業界に10億ドル要求 バイデン氏のエネルギー政策廃止を約束

トランプ前大統領は、石油・ガス業界幹部に10億ドル（約1100億円）の寄付を求め、11月の大統領選で当選した暁には、バイデン政権が実施した数十の環境規制を覆すことを公約に掲げたと、 今週 『ワシントン・ポスト』紙が報じた 。

トランプ大統領は、先月フロリダのマー・ア・ラゴで開かれたベンチャー・グローバルのマイク・サーベルCEO、シェニエール・エナジー（LNG）のジャック・ファスコCEO、シェブロン（CVX）、コンチネンタル・リソーシズ、エクソンモービル（XOM）、オクシデンタル・ペトロリアム（OXY）の代表者を交えた会合で、幹部たちに売り込みをかけたという。

特にトランプは、バイデン政権による液化天然ガスの新規輸出承認の一時停止を廃止し、電気自動車を推進する環境保護庁の自動車排ガス規制を破棄し、メキシコ湾の掘削用鉱区を競売にかけ、アラスカ北極圏での掘削規制を撤回すると述べた。

ビッグオイルがバイデンに反発しているにもかかわらず、バイデンの大統領在任中に化石燃料生産と石油業界の利益は過去最高に急増した：バイデン政権の4年間のエネルギー部門の平均利益率は～11％と予測されているが、トランプ大統領の3年間（2020年のCOVID一掃の年を除く）のエネルギー部門の利益率は平均4.5％である。

※トランプ氏と石油メジャーとの結びつきは前期から踏襲されたものですが具体的に動き始めましたね。訴訟費用で選挙資金の20％程を使ってしまっている報道があり、バイデンさんに資金面では遅れを取っている報道も見受けられますがこの件で巻き返しを図れるのでしょうか！？