米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長、バーゼルIII最終案の修正プロセスについて議論

ジェローム・パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長は水曜日、下院金融サービス委員会での2日目の議会証言で、連邦準備制度理事会（FRB）が提案したバーゼルIIIの変更について「合意に非常に近づいている」と述べた。

パウエル議長は、連邦準備制度理事会（FRB）が提案したバーゼルIIIをどのように調整するかについて、連邦預金保険公社（Federal Deposit Insurance Corp.）および通貨監督庁（Office of the Comptroller of the Currency）とまだ合意に至っていないと述べた。

FRBは修正案を発表した後、新たなパブリックコメント期間を設ける予定である。

バーゼルIIIの最終的なルールの変更には、グローバルなシステム上重要な銀行に対する課徴金の調整が含まれるが、FRBの銀行ストレステストは含まれないと同氏は述べた。

火曜日、パウエルは上院銀行・住宅・都市問題委員会で証言した。

10:37 AM ET： バーゼルIII最終案の修正プロセスについて、パウエル議長は「かなり近いうちに合意できると思う」と述べた。

10:41 AM ET： 連邦準備制度理事会（FRB）は規制当局にどのように適用されるかを評価するため、いくつかの新しい最高裁判決を研究している。その中には、シェブロン事件に関する裁判所の判断と、それが中央銀行の規則制定能力にどのような影響を与えるかが含まれている。FRBは法の支配を遵守する、とパウエル議長はコメントした。なお、パウエル氏は経済学者ではなく、弁護士として訓練を受けた人物である。

10:44 AM ET： パウエル議長は、米国の債務が持続不可能な状況にあることを繰り返し強調した。

10:48 AM ET： パウエル議長は、FRBはバーゼルIII案の改定プロセスについてFDICおよびOCCと合意に至っていないと繰り返し述べた。また、完全な再提案という形になるかどうかについては明言を避けた。「非常に労力と時間のかかるプロセスになるだろう。資本計画のすべてが再提案されるわけではないという。

10:50 AM ET： インフレの原因は、パンデミックの結果、「莫大な需要」と「供給の制約」だった。いわゆる「強欲インフレ」についての質問には、インフレと収益の関連性を追跡するのは難しいと述べた。

10:59 AM ET： 「米国の銀行は、何年にもわたり、これ（バーゼルIIIの最終段階）と付き合っていくことになる。重要なのは、素早くではなく、正しく行うことだ」とパウエル総裁は述べた。

11:01 AM ET： FRBが銀行の流動性評価に関して行うルール作りは、パブリックコメントの対象となるとパウエル議長は述べた。

11:05 AM ET： 「我々は気候政策決定者ではない」とパウエル議長。金融規制当局として、FRBは銀行が気候変動によって直面するリスクを理解するよう求めている、と同氏は述べた。

11:11 AM ET： FRBは流動性の枠組みについて「かなり初期の段階」にある。FRBは今年中にも流動性の提案に着手する予定だという。

11:19 AM ET： 「インフレ率が2％を下回るまで待つ必要はない。「インフレには勢いがある。もしインフレ率が2％に下がるまで待つのであれば、金融政策当局の動きは遅すぎるだろう。