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米国コアPCE下落

2024年6月28日21:30に発表された米国コアPCEは前月2.8%に対して結果2.6%でした。
物価の下落は利下げ材料になるため株高要因です。
同日22:45に発表されたシカゴ購買部景気指数(PMI)は前月35.4に対して結果47.4と急上昇しました。
シカゴ購買部景気指数(PMI)は米国全土ではなく特定地域のみの製造業の景況感を表す経済指標です。
シカゴ購買部景気指数(PMI)は6ヵ月連続で下げていましたが今回は急上昇しました。
米国市場が製造業において重要視しているのはISM製造業購買担当者景気指数です。
シカゴ購買部景気指数(PMI)は概(おおむ)ねISMと似た動きをしますが100%とリンクした動きをする訳ではありません。
製造業が活況を得てしまうと米10年債利回りを上昇させてしまうため株式全体が下げやすくなります。
コアPCEが下落し株高になる所ですが製造業に好調の兆しが見え始めると株高にブレーキをかけてしまいます。
同日23:00に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数は前回速報値65.6に対して結果68.2でした。
6月半ばに発表された65.6よりも若干の上昇が見られました。
前月確報値69.1よりも低く消費の減少は利下げ材料となり株高要因です。
米国は中国離れを加速させて国内製造業を重視する流れが始まっています。
これもインフレを長引かせる1つの要因です。
脱中国に動いたからといって全てを米国産にする訳ではなくメキシコを製造拠点として強化しています。
メキシコを使って中国産を米国に流入させる動きもあり一概にメキシコは安心とは言えません。
この流れからコスト高になっても米国内の製造業を使っていく流れが強くなっています。
脱中国という地政学的な流れが米国インフレを促進するリスクを高めています。
インフレが高止まりすれば金利高になるため株安要因になります。
注目するのは最近の米国株決算です。
2024年6月27日発表のNKE(ナイキ)の決算は
EPS:1.01(予想:0.84/前年同期:0.66)
売上:126億ドル(予想:128億ドル/前年同期:128億ドル)
予想以上に利益率が高い反面、売上高が下がっています。
NKEの売上高全体に占める北米の比率は44%程度です。半数以上は海外で売上を上げています。
2024年6月26日発表のMU(マイクロンエナジー)の決算は
EPS:0.62(予想:0.48/前年同期:-1.43)
売上:68.1億ドル(予想:66.6億ドル/前年同期:36.7億ドル)
MUの売上高全体に占める北米の比率は50%程度です。半数は海外で売上を上げています。
AI関連株は高金利局面でも強い成長性を見せています。
株式全体が弱気になると決算を無視して好決算株も売られるため楽観視は危険です。
2024年6月27日に発表された米国失業保険継続受給者数は前回182.1万人に対して結果183.9万人でした。
3週連続の上昇です。
これは株高要因です。
米国は仕事が見つかりにくくなっています。今までが良すぎただけであり正常に戻りつつあると言えます。
6月25日のFDX(フェデックス)の決算もそうですが米経済は高金利局面でも力強いと言えます。
住宅市場に陰りが見え始めているため、相場のピークはかなり近いと言えます。
実体経済が好調でも株式市場は常に先を見ているため、周りの雰囲気に騙されないよう注意が必要です。
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