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米国コアPCE停滞

2024年5月31日21:30に発表された米国コアPCE(前年比)は前月2.8%に対して結果2.8%でした。
これは前月4月分のデータです。
2月,3月,4月(今回)と3ヵ月連続の停滞です。
個人貯蓄率は前月と同じく3.6%です。
個人貯蓄率は2023年5月5.3%(発表されたのは6月)から緩やかに下落して現在値が3.6%です。
米国経済はインフレ傾向にあり堅調です。
コアPCEは目標の2%までの道のりは遠いです。理由はソフトランディングする可能性が高いからです。
好況を維持している時点で物価は下がりにくいです。それでも物価を下げようとしていますので理論的には矛盾しています。
好況を維持しながら、なぜ物価を下げることが出来るのか?と言うと失業率を少しずつ上昇させて調節をします。
物価(サービスを含める)がなぜ高いのかと言うとお金を使う人が多いからです。
失業すればお金を使う量は減ります。これはインフレ沈静化に寄与します。厳密にはお金を使う人が少なくなるので失業者が増え、さらにお金を使う人が減ります。
個人貯蓄率が3.6%と下落傾向にあると言うことは物が高いと言いながらも買うことができる、買わざる終えない人が大多数であることを示しています。
失業率が上昇し始めれば物価が下がります。これは利下げ期待に繋がり株高要因になります。
デメリットとして失業率の上昇は景気後退リスクも高めます。これは株安要因です。
2024年5月30日23:00に発表された中古住宅販売成約指数(前月比)は前月3.6%に対して結果マイナス7.7%でした。
この発表を受けて米10年債利回りは下落しました。
長期金利上昇は住宅ローン金利を上昇させます。ローン金利が上昇すると住宅購入者が減ります。
中古住宅販売成約指数は中古一戸建てだけではなくマンションも含まれています。
最近の米国住宅市場は高所得者が高級住宅を買うことで牽引していましたが、その牙城が崩れると本格的に住宅戸数販売数が減少します。
住宅販売が低迷すると景気が落ち込むため米10年債利回りが下がり住宅ローン金利が下がります。
住宅ローン金利が下がると住宅購入者が増えるため経済が活性化されます。
戸建て住宅購入者が増えれば家賃高騰を抑制できるためCPI減少に繋がり株高要因になります。
免責事項:このコミュニティは、Moomoo Technologies Inc.が教育目的でのみ提供するものです。 さらに詳しい情報
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