米金融・債券市場＝利回りはまちまち、3年債入札結果は弱め

2024年10月9日午前 6:29 GMT+9(一部抜粋)

米金融・債券市場では、不安定な取引の中、国債利回りがまちまちの動きを示した。短期債利回りが低下した一方、長期金利は小幅に上昇した。連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の金融政策予想や投資家のポジショニング、経済見通しなどさまざまな要因が重なった。
金利先物市場は、来月開催される連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）で２５ベーシスポイント（ｂｐ）の利下げが行われる確率を８８％、ＦＲＢが金利を据え置く確率を１２％との見方を織り込んでいる。先週の米雇用統計の発表前は、５０ｂｐの大幅利下げと、通常の２５ｂｐの利下げが実施される確率は半々とされていた。
ウィズダムツリーの債券戦略責任者、ケビン・フラナガン氏は「先週４日の雇用統計までに出た経済指標は、夏場に見られた国債価格の高騰を裏付けるものではなかった」と述べた。