米国市場の展望：バフェット氏、日本株買い増しのためBofA株を売却？ダウ平均は96ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は96.99ドル安の42099.53ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が65.63ポイント安の17859.49で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は11.35ポイント安の5698.19。

トップニュース
先物は下落
●米国株式先物は、欧州全域で見られた下落に連動して下落しており、国債もわずかに下落している。原油価格は、中東紛争の激化による供給障害への懸念から、今週も上昇を続けている。
●トレーダーは金曜の雇用統計に備え、失業保険申請件数、工場受注、ISMサービス業景況指数がすべて注目されているほか、米連邦準備制度理事会（FRB）のジェフ・シュミッド氏、ニール・カシュカリ氏、ラファエル・ボスティック氏の講演も予定されている。

バフェットのBofA売却
●ウォーレン・バフェット氏による $バンク・オブ・アメリカ (BAC.US)$株の売却は3ラウンド連続で減速し、7月中旬に売却を開始して以来、最低価格を記録した。
●今回の調達額は3億3800万ドルで、これまでの13回の平均7億5000万ドルから減少した。アナリストたちは、バフェット氏が日本の銀行や保険会社などのバリュー株のために資金を集めているのではないかと見ている。
●関連記事：バフェット氏、日本株買い増し？バークシャーが円資金の調達検討

OpenAIの資金調達
●OpenAIは新たに66億ドルの資金を調達し、人工知能企業の評価額を1,570億ドルに引き上げ、AI業界への進出を強化した。このラウンドはThrive Capitalが主導し、 $マイクロソフト (MSFT.US)$ と $エヌビディア (NVDA.US)$ も参加した。
●MITの経済学者ダロン・アセモグルが、AIは仕事の5％しかこなせず、AIが誇大宣伝に見合うとは思えないと警告するなかでのことだ。しかし、ソフトバンクの孫正義氏は、数年後にはAIが家庭を切り盛りするようになると考えている。

円とポンドが下落
●両国の金融政策に対する投資家の見方が変化し、ドルは円とポンドに対して上昇している。
●石破茂新首相が「景気は再利上げの準備が整っていない」と発言したことで、円は一夜にして下落した。
●ポンドは、イングランド銀行のアンドリュー・ベイリー総裁が、より積極的な利下げサイクルの可能性についてコメントしたことを受けて下落している。

中国の景気刺激策
●ある一流のエコノミストは、中国には1.4兆ドル規模の特別債務による財政支援を強化する余地があると考えている。
●これらの発表が引き起こした突然の株価急騰は、グローバル・ポートフォリオの他のアジア地域からも資金を吸い上げている。
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